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目くらましの道(上) [本]

3月14日(火)
ヘニング・マンケル『目くらましの道(上)』(創元推理文庫)読了。

目くらましの道 上 (創元推理文庫)

目くらましの道 上 (創元推理文庫)

  • 作者: ヘニング・マンケル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2007/02/10
  • メディア: 文庫


スウェーデン南部、スコーネ地方イースタ市。
クルト・ヴァランダーは49歳の警部でバツイチ。
農家の老人から、菜の花畑に少女がいる、追い出そうとすると逃げる、との通報を受けて、車で向かう。
ヴァランダーが近づくと、少女は自分の体にガソリンをかけて、火を点けた!
明らかに自殺だったが、少女の身元はまるでわからない。
一方、海岸で男の他殺死体が発見される。
男は元法務大臣のグスタフ・ヴェッテルステッドで、頭の皮を剥ぎ取られていた!
ヴェランダーは二つの事件を同時並行で捜査し始めるが……。

ヘニング・マンケルの本を読むのはこれが初めて。
ヴァランダー・シリーズの第五作。
1995年に出版され、2001年にイギリス推理作家協会のゴールドダガー賞を受賞している。
警察小説の傑作、らしい。
確かに、刑事たちが連続殺人事件を捜査する姿が、非常に快調なテンポで描かれている。
が、群像劇のためか、登場人物がやたらと多く、しかも慣れないスウェーデン人の名前のため、巻頭の登場人物表を何度も見返しながら読んだ。
犯人の側も描かれるため、パズラーでなく、スリラーとなっている。
ヴァランダーにはラトビアのリガに恋人がいて、父親は認知症の症状が出始めていて、別れた元妻と暮らす高校生の娘がいきなり家に遊びに来る。
娘は友人と芝居をやっている。
捜査はバリバリやるのに、プライベートな厄介事はすべて後回しにしてしまう、ヴァランダーのダメさ加減がおもしろい。
下巻も楽しみ。

スウェーデンについてあまり知らないので、地図帳を調べました。
スウェーデン南部はデンマークのシェラン島と接していて、デンマークの首都コペンハーゲンはすぐ目の前。
スウェーデンの首都ストックホルムより断然近い。
さらに、ドイツ、ポーランド、リトアニア、ラトビアも近い。
これらの国々は、バルト海を囲む一つの世界なのです。
「行ってみたい」とまでは思わないけど、街や自然を見てみたい気がします。

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