So-net無料ブログ作成

ソロモンの偽証(後篇) [映画]

5月10日(水)
成島出監督『ソロモンの偽証(後篇)』(2015年)レンタルDVDで鑑賞。

ソロモンの偽証 後篇・裁判 [DVD]

ソロモンの偽証 後篇・裁判 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


1991年8月15日、江東区立城東第三中学で、学校内裁判が始まる。
大出俊次(清水尋也)は、柏木卓也(望月歩)を校舎の屋上から突き落としたのか?
検事の藤野涼子(藤野涼子)は、弁護人の神原和彦(板垣瑞生)に疑いを持ち始める。
そして、最終日の5日目、神原を証人に指名し、尋問を開始する……。

原作を尊重しようという姿勢は買うが、映画としては残念なものになってしまった。
最大の問題は四つ。
〇事件の真相に、意外性も感動もない。原作はそれでも十分におもしろかったが、4時間に圧縮した映画ではどうしても物足りなさを感じてしまう。
〇原作の中学生たちは大人顔負けの意志の強さと知性の高さを持っていたが、映画の中学生たちは普通になってしまった。現実感を重視したのだろうが、これでは裁判がごっこ遊びに見えてしまう。中学生役の俳優たちの演技の拙さがそれに拍車をかけた。
〇ラストを感動的にするため、余計なセリフ、シーンを付け加えた。特に、三宅樹里が浅井松子の両親に謝るシーンはいただけない。また、藤野涼子ら5人が校門で別れるシーンも。中学生が2人も死んでいるのに、ハッピーエンドふうにするのはまずいだろう。
〇大人の俳優への配慮だろうが、見せ場を作るため、余計なシーンを付け加えた。後篇の2時間20分を越える長さは、これが原因。
とは言え、原作へのリスペクトと、大人の俳優たちの演技はすばらしい。
特に、松重豊の北尾先生は、原作より魅力的だった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第1回
中学の英語の授業で、日本語は高低アクセント、英語は強弱アクセント、と習ったと思います。
が、これは単語レベルでの話です。
セリフをしゃべる時、そこに音の高低、いわゆる「言い回し」「セリフ回し」をつけてはいけません。
基本的に平板に。
つまり、棒読みが望ましい。
普段の会話を観察すれば、99パーセントは棒読みだと気づくはずです。
ただし、一つの文につき1~2の文節を強調した方が、セリフにメリハリがつき、聞き手に意味や気持ちが伝えやすい。
日本語をしゃべる時は、単語は高低アクセント、文は強弱アクセント、これが鉄則です。
(今日からコラムを連載します。僕のような者がセリフのしゃべり方を解説するなんて、おこがましい気もしますが、演出家として30年以上やってきて、気づいたことを書きます。俳優に限らず、人前でセリフをしゃべる人に参考にしていただけたら幸いです)

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2