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鳩の撃退法(下) [本]

7月8日(土)
佐藤正午『鳩の撃退法(下)』(小学館)読了。

鳩の撃退法 下

鳩の撃退法 下

  • 作者: 佐藤 正午
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/11/13
  • メディア: 単行本


津田は以前、直木賞を受賞した作家だが、今は地方都市のデリヘル「女優倶楽部」でドライバーをしている。
知り合いの古書店「房州書店」の店主の老人が亡くなり、津田に遺品のキャリーバックが届く。
キャリーバッグの中には、一万円札が3402枚入っていた。
津田は床屋で1枚使う。
翌日、デリヘルの社長から呼び出される。
津田が使った一万円札は、偽札だった!
社長の話によると、町の顔役が、偽札を使った男を探しているという……。

なんと、メタフィクション。
津田は途中で小説を書き始めるのだが、それがこの『鳩の撃退法』という小説で、書きながら、事実はこうだが小説ではこうと記述する。
二つの境界は曖昧で、ゆえに津田の記述は信用できない。
こんな小説、初めて読んだ。
非常に興味深いと思ったが、事件そのものは一家失踪事件と偽札事件で、それほどおもしろくない。
ナラティブがすべての小説だった。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の本番4日目。
1200から4ステージ目、1630から5ステージ目。
どちらも満席で、うれしい限り。
上演時間は少々伸びてきましたが、出来は上々。
お客さんの反応もすばらしかった。
クライマックスのお客さんの爆笑が本当にうれしい。
こんなクライマックス、32年で初めてかもしれません。
そして、ラストシーンの圧倒的な多幸感。
毎ステージ、暗転と同時に拍手が起きます。
とにかく一人でも多くの人に見てほしい。
『スロウハイツの神様』は7月16日(日)までです!

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