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錆びた太陽 [本]

8月30日(水)
恩田陸『錆びた太陽』(朝日新聞出版)読了。

錆びた太陽

錆びた太陽

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/03/21
  • メディア: 単行本


100年以上先の未来、北関東。
原発事故の汚染で立入禁止になった区域に、7体のロボットが常駐し、除染作業を行っていた。
見た目は皆同じだが、リーダーは「ボス」と呼ばれていた。
ある日、彼らの基地に、軽自動車に乗って、一人の若い女性がやってくる。
彼女は国税庁の職員で、名前は財護徳子(ざいごとくこ)。
ここへはマルピーの調査に来たのだった。
立入禁止区域には、マルピーと呼ばれる者が多数存在していた。
それは、原発事故で亡くなり、埋葬されたものの、再び地上に姿を現した、ゾンビだった。
徳子はマルピーに直接アンケートを取り、人格の有無を調査したいと言う。
人格が認められたら税金を課す、それが国税庁の方針だった……。

恩田陸氏の本はこれが53冊目。
直木賞受賞第一作は、なんとユーモアSFだった。
しかも、ネタは40歳以上限定のものばかり。
僕はいっぱい笑ったけど、若い人たちが読んでどう思うか、少々心配になった。
これは絶対に芝居にはできない。
恩田氏らしい、奇想の小説。

今日は13時から、『光の帝国』の第一回美術会議。
真柴あずきによる改訂第一稿を元にして、どんな美術にするか、話し合いました。
今回の美術プランナーは、初演に引き続き、秋山光洋さん。
脚本が改訂される上に、会場も変わるので、美術も間違いなく別のものになる。
でも、全国10カ所を回るので、仕込みやバラシに時間がかかる、複雑なものにはできない。
秋山さんが次回の第二回会議でどんなプランを考えてきてくれるか、とても楽しみです。

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