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なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか [本]

9月2日(土)
荻原真『なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか』(国書刊行会)読了。

なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか

なぜ宮崎駿はオタクを批判するのか

  • 作者: 荻原 真
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2011/04/07
  • メディア: 単行本


思想史研究者の荻原真が、宮崎駿のアニメを「共生」という視点て読み解く。

〇カリオストロ伯爵は活字の新聞を読む。ルパンの国営カジノへの置き手紙「ごくろんうさん」、ジョドーへの置き手紙「ルパン参上」は手書き。
〇ムスカは古文書を解読。シータは呪文をおばあちゃんから口伝えで教わる。
〇サリマンがソフィーに会うのは温室。ハウルがソフィーにプレゼントしたのは草原。
〇カリオストロ伯爵はオートジャイロの中、ムスカは飛行船と戦艦の中、というふうに、悪役は体を風にさらさない。一方、ルパンはフィアット500から身を乗り出し、ナウシカはメーヴェを掴んで(全身を風にさらして)空を飛び、サツキとメイはトラックの荷台に乗って引っ越してきて、トトロの腹にしがみついて空を飛び、窓ガラスの嵌まっていない猫バスに乗り、パズーはドーラのフラップターで要塞に戻り、タイガーモスのグライダーでラピュタに辿り着き、キキはホーキで空を飛び、ポルコは(上半身を風にさらして)サボイアS-21を操縦する。
タイトルはやや過激だが、中身は宮崎アニメの研究書。
それは少々考えすぎではないかと思う部分もあるが、宮崎ファンならきっと楽しめる本。

好きな映画を10本選べと言われたら、そのうち3本は宮崎駿監督の作品になってしまいます。
『ルパン三世カリオストロの城』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』です。
宮崎さんがまたもや引退宣言を撤回して新作長編アニメを作る、というニュースを見ました。
上記の3本のような作品がまた見られたら、どんなにうれしいことか。
期待したいと思います。

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