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コンビニ人間 [本]

9月3日(日)
村田沙耶香『コンビニ人間』(文藝春秋)読了。

コンビニ人間

コンビニ人間

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: 単行本


古倉恵子は36歳独身、コンビニでアルバイトしている。
幼い頃から他人の気持ちがわからず、人前でどう振る舞っていいかわからず、困惑しながら生きてきた。
が、大学1年でコンビニで働き始めて、ようやく楽に生きられる場所が見つかったと思った。
コンビニ店員なら、自分がどう振る舞うべきか全部わかる!
以来18年間、大学を卒業してからもコンビニで働き続けてきたが、最近また困惑が始まった。
36歳独身バイト暮らしが、他人から見ると変らしいのだ。
この難局を乗り切るため、恵子はある決断をする……。

第155回芥川賞受賞作。
こんなにわかりやすくておもしろい受賞作は久しぶりではないか?
恵子は感情のない、合理主義の権化のような人間。
そんな彼女に、感情のキャッチボールで成立する世間はきわめて生き辛い場所だった。
しかし、コンビニならすべてのマニュアルが決まっている。
やるべきことをやるだけでスムーズに生きていける。
恵子は三度の食事もすべて自分が働くコンビニの商品で済ませる、全身コンビニ人間になる。
読みながら、変人・恵子がドンドン愛おしくなっていく。
恵子の幸せを祈らずにはいられなくなっていく。
純文学なのに、エンタメ性バツグン。
強くお薦めします。

今日は西葛西にある東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演の稽古に行ってきました。
今日が稽古初日で、脚本の読み合わせを2回やりました。
1回目は前半・後半に分けて、2回目は細かく止めながら。
出演者全員が、キャラメルボックスの2003年の再演をDVDで見たそうです。
が、今日は文字を追うので精一杯という感じ。
まあ、本番は11月ですから、じっくりよくしていきたいと思います。
頑張ります。

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