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誰がために鐘を鳴らす [本]

4月6日(金)
山本幸久『誰がために鐘を鳴らす』(角川書店)読了。



錫之助(すずのすけ)は高校3年。
彼が通う県立諏那高校は、来年3月に廃校決まっているため、生徒は錫之助のクラスの42人しかいない。
ある日、錫之助と、同級生の播須・美馬・上田の3人は、44歳独身のダイブツ先生に荷物運びを命じられる。
音楽準備室からたくさんの楽器を運ぶ。
その時、ダンボールに入ったハンドベルを発見する。
市内の城倉女子学園にはハンドベル部がある。
自分たちもハンドベル部を作り、城倉と合同練習をして、できることなら彼女をゲットしたい!
錫之助は播須・美馬・上田、それにダイブツを誘い、ハンドベルの練習を開始する!

山本幸久氏の本はこれが27冊目。
いわゆる部活小説だが、会社小説の名手である山本氏だけに、ありがちなストーリー、わざとらしい盛り上げに走ることなく、きわめて上質で楽しい物語だった。
それにしても、今、山本氏ほどおもしろい小説が書ける作家が他に何人いるだろう。
しかも、常に当たりで、ハズレが全くない。
この人が直木賞にも山本周五郎賞にもノミネートされないのは、何かが間違っていると思う。
今、僕が凄いと思う作家は、伊坂幸太郎、米澤穂信、山本幸久の3人だ。
その中で、山本氏の評価だけがあまりにも低すぎると声を大にして言いたい。
この本も当然、お薦めです。

高2の息子が主宰する演劇ユニット「テアトロ*ネネム」の第一回公演『ある日、ぼくらは夢の中で出会う』の、今日は仕込み。
11時過ぎに、吉祥寺のカイスタジオに行ってきました。
差し入れのお茶のペットボトル20本を運ぶために、自宅から自転車で出発。
強風と戦いながら、30分ちょっとで到着しました。
カイスタジオの「カイ」は、木偏に「曜」の字の旁(つくり)なのですが、僕のパソコンでは出せません。
今から33年前の1985年、キャラメルボックスの結成直後、何度かこのカイスタジオの3階の稽古場をお借りして、稽古しました。
公演が行われるスタジオは1階。
初めて入りましたが、小さいけどちゃんとした劇場でした。
僕が行った時は、ちょうどシュートが終わったところ。
スタッフの皆さんと話をしてみると、皆さん、息子より年上で、なんと早稲田のてあとろ50’のメンバーもいました。
これなら大丈夫と安心し、お茶を渡して、劇場を出ました。
今日はゲネまでやって、明日の14時が本番初日。
僕は2ステージ目の19時の回を見に行く予定です。

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