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誰もいない夜に咲く [本]

10月31日(土)
桜木紫乃『誰もいない夜に咲く』(角川文庫)読了。

誰もいない夜に咲く (角川文庫)

誰もいない夜に咲く (角川文庫)

  • 作者: 桜木 紫乃
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2013/01/25
  • メディア: 文庫


北海道、釧路。
沢崎秀一は30歳で酪農業、妻・両親と暮らしている。
妻の花海(ホアハイ)は25歳の中国人で、村の嫁来い運動でやってきた。
花海は日本語がしゃべれない。
両親は跡継ぎの孫がほしくて、息子の嫁を迎えたが、なかなか生まれないことに苛立つ。
ついには、父が花海に種付けをする言い出した……。
短編7つを収録した短編集で、上記は一つ目の『波に咲く』。

桜木紫乃氏の本を読むのは、『起終点駅(ターミナル)』『ホテルローヤル』『ラブレス』に続いて4冊目。
いつも通り、釧路を舞台にした、暗い小説たち。
しかし、設定、ドラマ、表現が巧みで、楽しむことができた。

今日はキャラメルボックス30thアニバーサリーvol.5『BREATH』の稽古15日目。
稽古前に、2キロ走りました。
タイムは1週間前より30秒ちょっと縮んで、10分53秒。
まだ遅い。
稽古は8・9・10・11場の動きつけ。
動きつけの時には、演出補の有坂美紀が音響席に座って、自分で選曲した曲をかけます。
1カ所につき、2~4曲の候補があり、小返しするたびに替えてみる。
で、稽古が終わった後、候補曲をもう一度をかけて、僕が選ぶという方式。
動きつけが終わると、選曲も一応終わります。
で、通し稽古を制作総指揮の加藤昌史が見て、よくないと思った曲を差し替える。
選曲が最終的に決定するのは、大抵、最後の通し稽古になります。
今のところ、なかなかいい曲がかかっていると思うのですが、加藤はどう判断するだろう?
とても楽しみです。

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ぼくが愛したゴウスト [本]

10月30日(金)
打海文三『ぼくが愛したゴウスト』(中央公論新社)読了。

ぼくが愛したゴウスト (中公文庫)

ぼくが愛したゴウスト (中公文庫)

  • 作者: 打海 文三
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 文庫


翔太は11歳、父・母・姉と暮らしている。
ある日、同級生の隆志とアイドルグループのヴィヴィアン・ガールズのコンサートへ行くことになる。
ところが、隆志は待ち合わせに来なかった。
翔太は一人でコンサートに行き、その帰り、中野駅のホームで人身事故に遭遇する。
家に帰ると、異臭がした。
それは、何かが腐った匂いのようだった。
やがて、その匂いの発生源が、母や姉であることに気づいた……。

伊坂幸太郎氏がエッセイで褒めていたので読んでみた。
少年が並行世界へ行くファンタジー。
ファンタジーとしてとてもよくできているので、安心して楽しめた。
打海文三氏の本は初めて読んだが゛とても力のある人だと思った。

今日は午前中、床屋へ行ってきました。
実に二カ月半ぶり。
僕は短髪が好きなのですが、なかなか床屋へ行く暇がない。
「ああ、床屋へ行きたい」と思い始めて、1カ月ほど過ぎて、「これ以上耐えられない」と思ったところで、ようやく行く。
だから、バッサリやった後の快感はたまりません。
僕が通っている床屋さんは、代金を払って、おつりを返してくれる時、一緒に缶コーヒーをくれます。
いつもちょっと得した気分。

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言の葉の庭 [映画]

10月30日(金)
新海誠監督『言の葉の庭』(2013年)GAOで鑑賞。

劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD

劇場アニメーション『言の葉の庭』 DVD

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


東京・新宿。
秋月孝雄(声:入野自由)は高校1年で、靴職人を目指している。
雨の日は学校をサボり、新宿御苑の四阿(あずまや)で靴のスケッチを描く。
6月のある日、四阿へ行くと、若い女性がチョコをつまみにして缶ビールを飲んでいた。
別の日にも、その女性がいた。
彼女の名前はユキノ(声:花澤香菜)。
孝雄は雨の日に四阿でユキノと会うことを楽しみにするようになる……。

新海誠氏のアニメは、はるか昔、上川隆也に薦められて、『ほしのこえ』を見た。
今回久しぶりに彼の最新作を見て、絵のすばらしさに驚嘆した。
映画の舞台は主に新宿御苑近辺で、僕も見たことがあるものばかりだが、こんなにも美しかったのかと再認識させられた。
それに、水滴。
水面に落ちる雨滴のなんと可憐なことか。
何しろ46分の短編なので、ストーリーはシンプルなラブストーリーだが、主人公の繊細な心情が、微細な自然描写とマッチして、きわめてリリカルなアニメが成立している。
一見の価値あり。

新海誠氏のデビュー作『ほしのこえ』は手作りアニメと評判になったが、『言の葉の庭』のエンドロールを見ると、脚本・絵コンテ・監督・編集などに「新海誠」の名前が何度も出てきて、相変わらず一人でやっているのだなあと感心した。
『ほしのこえ』と『言の葉の庭』の間の映画も見たくなった。

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あんちゃん、おやすみ [本]

10月29日(木)
佐伯一麦『あんちゃん、おやすみ』(新潮文庫)読了。

あんちゃん、おやすみ (新潮文庫)

あんちゃん、おやすみ (新潮文庫)

  • 作者: 佐伯 一麦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫


田舎町で成長していく少年の様々なエピソード47。
『少年詩篇』という題名で単行本として出版されたものを、改題して文庫化。

佐伯一麦(さえきかずみ)氏は1959年宮城県生まれ。
その自伝的小説なので、1961年生まれの僕にはまるで自分自身の少年時代のようだった。
まさに昭和の子供。
実は僕らはテレビで育った世代。
小1でウルトラマン、小4で仮面ライダー、小6でマジンガーZ、ルパン三世、中学で宇宙戦艦ヤマト。
しかし、この本にはテレビは一切出てこなかった。
その点にのみ違和感があった。

今日はキャラメルボックス30thアニバーサリーvol.5『BREATH』のダンス振付2回目。
前回つけてもらった8場のダンスを復習した後、1場のダンスの振付。
さすがは川崎悦子先生。
とんとん拍子で振りつけて、3時間で完成してしまいました。
このダンスのテーマはクリスマスツリー。
15人が一本のクリスマスツリーとなって踊る、とても素敵なダンス。
その後、6場の動きつけをして、1~6場を通したのですが、1場のダンスはつけたばかりだったので、ボロボロ。
せっかく素敵なダンスを振りつけてもらったのに。
明日からガンガン踊って、よくしたいと思います。

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かっこうの親 もずの子ども [本]

10月28日(水)
椰月美智子『かっこうの親 もずの子ども』(実業之日本社文庫)読了。

かっこうの親 もずの子ども (実業之日本社文庫)

かっこうの親 もずの子ども (実業之日本社文庫)

  • 作者: 椰月 美智子
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: 文庫


統子は幼児向け雑誌で働くシングルマザーで、4歳の智康と二人暮らし。
夫の阿川が無精子症だったため、AID(非配偶者間人口受精)で智康を生んだ。
その後、阿川とは離婚。
ある日、雑誌のグラビアで、双子の男の子の写真を見る。
双子の顔は、息子の智康とそっくりだった。
統子は双子の住所氏名を調べる。
双子は長崎県五島列島に住んでいた……。

AIDという題材を通して、育児というテーマに真正面から向き合った小説。
非常に読みごたえがあった。
椰月美智子氏はライトなものより、こういう硬派なものの方が合っているのではないか?

今日は池袋サンシャイン劇場で、Dステ『夕陽伝』を見てきました。
ハムレットと古事記をベースにした、伝奇ロマン。
池岡亮介くんはまさかの悪役で、狂気の殺人鬼を見事に演じ切っていました。
遠藤雄弥くんはヒロインの父親役をきっちり。
前山剛久くんは農民役兼前説。
どちらも堂々と演じていて、うまくなったなあと感心しました。
『夕陽伝』は11月1日までです。

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安倍「壊憲」を撃つ [本]

10月28日(水)
小林節+佐高信『安倍「壊憲」を撃つ』(平凡社新書)読了。

安倍「壊憲」を撃つ (平凡社新書)

安倍「壊憲」を撃つ (平凡社新書)

  • 作者: 小林節
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 新書


慶應義塾大学法学部名誉教授で憲法学者の小林節と、評論家の佐高信が、安倍晋太郎首相の進める憲法改正を批判する対談集。

小林節氏からいただきました。
小林氏は慶應大学の名物教授で、キャラメルボックスの女優・小林春世のお父上。
面識はないが、著作をいただくのは、『「憲法」改正と改悪』(時事通信社)に続いて2度目。
この本の前半は安倍政権に対する激しい罵倒だが、後半は小林氏の半生と彼が出会った様々な政治家・学者の人間像が語られている。
この後半がとても興味深かった。
憲法学者・小林節を知るには最適な書。

今日は稽古の前に、Dステ『夕陽伝』を見に行ってきます。
『涙を数える』『時をかける少女』に出演してくれた池岡亮介くん、『駆けぬける風のように』に出演してくれた遠藤雄弥くん・前山剛久くんを見るために。
会場は池袋サイシャイン劇場。
お客さんとしてサンシャインへ行くのはちょっと変な気分。
それでは行ってきます。

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どんまいっ! [本]

10月27日(火)
椰月美智子『どんまいっ!』(幻冬舎文庫)読了。

どんまいっ! (幻冬舎文庫)

どんまいっ! (幻冬舎文庫)

  • 作者: 椰月 美智子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/04/12
  • メディア: 文庫


ゲイリーは工業高校の2年で、授業中に何度もトイレに行ったため、「ゲイリー」というあだ名をつけられた。
ゲイリーには、キャメル、マッハというあだ名の友達がいた。
キャメルには商業高校に通うヨネちゃんという彼女がいた。
ヨネちゃんはゲイリー、マッハのためにトリプルデートを企画してくれた。
日曜日、ゲイリーを含めた6人は、八景島シーパラダイスへ行く……。
短編9つを収録した連作短編集で、上記は一つ目の『ゲイリーの夏』。

『恋愛小説』よりさらにライトでビックリ。
作品ごとに時間が流れ、9つ目の『亮太と神様』では、ゲイリーたちは40代になる。
しかし、心は高校生の頃と変わらない。
明るく賑やかな青春小説。

今日はキャラメルボックス俳優教室卒業公演『さよならノーチラス号』第二回美術会議。
舞台美術家の松本わかこさんが素敵な美術を考えてくれました。
よしよし、この美術なら、生徒たちは安心して芝居ができるぞ。
キャラメルボックス30thアニバーサリーvol.5『BREATH』の稽古は今日が11日目。
12場の復習の後、1場から動きつけを始めました。
坂口理恵・阿部丈二・鍛治本大樹のシーンは凄い迫力。
もういつでもお客さんにお見せできるって感じです。
新作なのにこんなに順調でいいのかしらと心配になるくらい順調に稽古は進んでいます。
チケットはお早めに。

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仮面ペルソナ [映画]

10月27日(火)
イングマール・ベルイマン監督『仮面ペルソナ』(1967年)レンタルDVDで鑑賞。

仮面/ペルソナ ≪HDリマスター版≫ [DVD]

仮面/ペルソナ ≪HDリマスター版≫ [DVD]

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD


アルマ(ビビ・アンデルソン)は看護婦になって2年。
ある日、舞台女優のエリザベート・フォグラー(L・ウルマン)の担当を命じられる。
エリザベートは、『エレクトラ』に出演中、突然セリフが喋れなくなった。
三カ月の精密検査にもかかわらず、精神的にも肉体的にも異状は発見できなかった。
担当の女医は、バルト海に面したエリザベートの別荘への転地療養を勧めた。
アルマはエリザベートとともに別荘に向かう……。

まさに難解。
途中から、どちらがアルマでどちらがエリザベートかわからなくなる。
わからなくなるように撮っている。
テーマがアイデンティティの喪失なので、この撮り方は正しいが、わかりたい僕にはあまり楽しめなかった。

中3の息子の中間試験が終わったと思ったら、今度は高3の娘の中間試験が始まりました。
まあ、受験生なので、いつもと様子はあまり変わりませんが。
息子は早速、映画鑑賞を再開。
アカデミー作品賞受賞作を片っ端から見ようと、家にある『ある夜の出来事』『風と共に去りぬ』にトライ。
『風と共に去りぬ』はあまり楽しめなかったようです。
僕も高校時代に見た時はそうだった。
大学時代に見直して、やっとその凄さに気づいたのです。
いつかまた見直してほしいと思います。

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恋愛小説 [本]

10月26日(月)
椰月美智子『恋愛小説』(講談社文庫)読了。

恋愛小説 (講談社文庫)

恋愛小説 (講談社文庫)

  • 作者: 椰月 美智子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/12
  • メディア: 文庫


岡見美緒は23歳、元同僚の猫田健太郎と付き合っている。
二人は広告制作会社にいたが、10カ月前に倒産した。
その会社には、犬童早介(けんどうさすけ)もいた。
ある日、美緒は早介と寝てしまう。
その時はそれほどでもなかったが、二人の仲は急速に発展。
しかし、美緒は健太郎と別れるつもりはなかった……。

作者は神の視点から、美緒と早介の恋を語っていく。
椰月美智子氏にしてはずいぶんライトな小説で、驚いた。
ヒロインの美緒は二股をかけながら全く罪悪感を持たない。
このように良心のない主人公に感情移入は難しいが、そんな小説を書き切った椰月氏の筆力には感心した。

今日はキャラメルボックス30thアニバーサリーvol.5『BREATH』の稽古10日目。
9・10・11・12場の半立ち稽古をしました。
畑中智行・多田直人・鍛治本大樹がバスツアーで欠席したため、代役の嵐。
しかし、非常に新鮮な気持ちで芝居を見ることができました。
明日からは台本3周目。
いよいよ動きつけに入ります。

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [映画]

10月26日(月)
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)レンタルDVDで鑑賞。

Ost: Birdman

Ost: Birdman

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2015/01/20
  • メディア: CD


アメリカ、ニューヨーク。
俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつて『バードマン』というスーパーヒーローを演じて一世を風靡したものの、シリーズが終了して20年経った今ではすっかり落ち目となってしまった。
リーガンはレイモンド・カーヴァーの小説『愛について語るときに我々の語ること』を自ら脚色・演出・主演して、再起を図ろうとする。
が、プレビューの前日に出演者の一人が事故で怪我。
そこで、出演者のレズリー(ナオミ・ワッツ)の恋人で、実力派の舞台俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)を起用する。
チケットは一気に売れ出すが、世間の注目はマイクにばかり集まってしまう。
一方、リーガンの娘サム(エマ・ストーン)は薬物のリハビリ施設を退所して、マイクの付き人となる。
が、楽屋でまたしてもマリファナを吸ってしまう……。

昨年度のアカデミー賞作品賞受賞作。
いわゆるバックステージもので、プレビューの前日から初日の翌日までの数日間を描く。
クライマックスをの直後を除いて、ほぼワンカット。
カメラはひたすらリーガンを追いかけていく。
妄想に囚われたリーガンの心理とマッチして、終始緊張感が漲っている。
ドラムを中心とした音楽もよい。
リーガンはサイコキネシスを使い、空を飛ぶが、それが現実なのか妄想なのか、はっきりとはわからない。
感情移入は難しいが、非常に質の高い映画で、大いに楽しめた。
お薦めです。

駅前で配られるポケット・ティッシュ、差し出されたら必ず受け取ることにしているのですが、昨日はなんと6つももらってしまいました。
1人から6つもらったのではなく、6人から1つずつもらったのです。
「こいつは受け取る」と思われたのでしょうか?
これも一種の幸運なのでしょうか?
もちろん、ティッシュは役に立つので、もらえてうれしいのですが。

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