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人魚の嘆き・魔術師 [本]

1月31日(日)
谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』(中公文庫)読了。

人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫)

人魚の嘆き・魔術師 (中公文庫)

  • 作者: 谷崎 潤一郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1978/03/10
  • メディア: 文庫


清代の南京。
孟は名門の家に生まれ、両親が相次いで亡くなったため、莫大な遺産を相続する。
その金で放蕩の限りを尽くしたが、やがて飽きて、塞ぎ込む。
ある日、西洋人らしき男が驢馬に車を引かせてやってくる。
その車には 世にも美しい人魚が乗っていた
男は孟に人魚を売るかわりに、莫大な報酬を要求する……。
上記は『人魚の嘆き』で、他に『魔術師』を収録。

『人魚の嘆き』『魔術師』は、ともに大正6年に発表された、谷崎潤一郎の初期の短編。
耽美派らしい、豪華絢爛なお伽話。
難しい言葉が多くて、読むのが大変だった。

今日は11時から、キャラメルボックスの劇団員全員で、2015年度の全公演を振り返る、座談会の動画の収録。
みんなで2時間半かけて、7本の芝居を振り返りました。
続いて、15時から、キャラメルボックス2016年度俳優オーディションの第三次審査。
第二次審査を通過した15人の受験生の挑戦を、みんなで見守りました。
選考会議が終わったのは21時30分。
無事に合格者が決定しましたが、発表は後日。
それまで楽しみにお待ちください。

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メガロマニア [本]

1月30日(土)
恩田陸『メガロマニア』(NHK出版)読了。

メガロマニア (角川文庫)

メガロマニア (角川文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/25
  • メディア: 文庫


小説家の恩田陸がNHKスペシャル「失われた文明」の取材で、マヤ・アステカ・インカ文明の遺跡を訪ねた際の紀行文。

恩田陸氏の本はこれが43冊目。
本人が撮影した写真もふんだんに掲載されていて、目にも楽しい本。
しかし、マヤ・アステカ・インカ文明について詳しく解説してあるわけではないので、ライトな旅行記という印象。
それにしても、恩田さん、飲みまくり。

今日は丸一日、自宅で執筆。
そのせいあって、キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『フォーゲット・ミー・ノット』の脚本第二稿、ついに完成しました。
ヤッターッ!
これは僕にとって、63作目のオリジナル脚本。
原作ものも含めると、91作目。
19歳から35年かけて、ここまで到達しました。
しかし、これで安心してはいけない。
本番初日まで、さらにブラッシュアップして、もっともっとおもしろいものにしていきたいと思います。
頑張るぞ。

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マリリン・モンロー 瞳の中の秘密 [映画]

1月30日(土)
リズ・ガルバス監督『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』(2012年)GYAOで鑑賞。

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密 [DVD]

マリリン・モンロー 瞳の中の秘密 [DVD]

  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • メディア: DVD


1962年に36歳で亡くなった女優マリリン・モンローの伝記映画。
マリリン・モンローが残した手紙や日記などをもとに、彼女の人生を辿っていく。
証言は、ハリウッドの男優・女優が読み上げる。
登場するのは、グレン・クローズ、マリサ・トメイ、ヴィオラ・デイヴィス、エヴァン・レイチェル・ウッド、ユマ・サーマン、エレン・バースティン、リリ・テイラー、リンジー・ローハン、エイドリアン・ブロディ、ポール・ジオマッティなど。

彼女のスターの座にいたのはわずか10年に過ぎず、その後半は精神的に不安定で、睡眠薬を常用していた。
死も、睡眠薬による自殺とも、過剰摂取とも言われている。
後半5年の出演作では、撮影現場を混乱させて、大変だったらしい。
ローレンス・オリヴィエもビリー・ワイルダーも、批判的な証言をしていた。
スターで居続けるにはナイーブすきたということだろう。
貴重な映像がたくさん見られて、ためになった。

マリリン・モンローの出演作は、彼女の美しさを見せることか目的あることが多く、作品としての質が高いものはあまりありません。
主演作として有名な、『七年目の浮気』も『帰らざる河』も『ナイアガラ』も凡作。
完成度が高いのは、『イヴの総て』と『お熱いのお好き』の2作でしょう。
でも、『億万長者と結婚する方法』や『紳士は金髪がお好き』などの軽めの映画のマリリン・モンローは、輝くばかりに美しい。
早すぎる死が惜しまれてなりません。

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 [本]

1月29日(金)
道尾秀介『光』(光文社文庫)読了。

光 (光文社文庫)

光 (光文社文庫)

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/08/06
  • メディア: 文庫


利一は小学4年。
友達の慎司と遊んでいると、子供の声が聞こえた。
同級生の宏樹が、仲間たちと清孝を囲んで、責めていた。
清孝が野良犬のワンダを殺したというのだ。
宏樹は証拠の写真を持っていた。
宏樹の父は写真家で、ある朝、ユウレイタケを撮影した。
その写真の隅に写っていた小川が真っ赤に染まっていたのだ。
それははたしてワンダの血なのか?

道尾秀介氏の本は20冊目。
道尾氏は1975年生まれで、主人公の利一が10歳なので、1985年頃が舞台と思われる。
田舎の小学生たちの日常と冒険。
少年ものは大好きなので、大いに楽しむことができた。

キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『きみがいた時間ぼくのいく時間』『フォーゲット・ミー・ノット』の稽古17日目。
『フォーゲット・ミー・ノット』の6日目。
7場から10場の動き付けをしました。
予想以上に順調に進んで、時間か余ったので、頭から1時間分、通してみました。
こうやって、時間を決めて通したのは、実は初めて。
結果、7場のラストまで到達しました。
全12場なので、やはり全部で1時間50分ぐらいになりそうです。
出ずっぱりの筒井俊作、途中で3回ほど迷子になりましたが、セリフは全部出てきました。
偉いぞ、俊ちゃん!
でも、途中からは鼻の先から汗が滴っていました。
ザ・筒井俊作ショウの『フォーゲット・ミー・ノット』、ご期待ください。

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鍵・瘋癲老人日記 [本]

1月28日(木)
谷崎潤一郎『鍵・瘋癲老人日記』(新潮文庫)読了。

鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)

鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)

  • 作者: 谷崎 潤一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1968/10/29
  • メディア: 文庫


「僕」は56歳の大学教授で、妻・郁子、娘・敏子と3人暮らし。
1月1日、「僕」はカタカナで日記を書き始める。
それは、妻との性生活を赤裸々に綴ったものだった。
「僕」はその日記を妻が盗み読みすると確信していて、それをわかって上で書く。
「僕」は加齢のせいで精力が減退してきたが、「妻」は若い頃よりさらに旺盛になってきていた。
妻の要求に答えるために、「僕」は木村という学生を利用しようと思いつく……。
上記は中編『鍵』で、他に同じく中編『瘋癲老人日記』を収録。

『鍵』は昭和31年(1956年)、『瘋癲老人日記』は昭和36年(1961年)の作品。
どちらも形式は日記で、テーマはセックス。
カタカナ表記なので、読むのにやたらと時間がかかった。
他の本と並行して、1週間かけて読んだ。
が、それだけの甲斐はあって、2作とも実に見事な文学だった。
『鍵』は夫婦の心理戦がスリリングで、読物としても無類のおもしろさ。
『瘋癲老人日記』は、77歳の主人公のマゾヒズムとフェティシズムがおぞましく、よくぞここまで書いたものよと感心した。
2作とも文句なしの傑作。
お薦めです。

今日はキャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『きみがいた時間ぼくのいく時間』『フォーゲット・ミー・ノット』の稽古16日目。
『フォーゲット・ミー・ノット』のダンス振り付け1回目。
川崎悦子先生は今日もノンストップで振りを付けまくって、3時間で三分の二を付け終えてしまいました。
凄い!凄い!凄い!
その後は、『フォーゲット・ミー・ノット』の動き付けで、5場と6場をやりました。
猛スピードで進む稽古。
明日も失速しないで、頑張ります。

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恋は3,000マイルを越えて [映画]

1月28日(木)
ジェニファー・デヴォルデール監督『恋は3,000マイルを越えて』(2009年)GYAOで鑑賞。

恋は3,000マイルを越えて [DVD]

恋は3,000マイルを越えて [DVD]

  • 出版社/メーカー: トップ・マーシャル
  • 発売日: 2011/04/21
  • メディア: DVD


アメリカ人のジャック(ジャスティン・バーサ)はプログラマーで、同棲していた彼女が出ていったばかり。
なぜかコーラの懸賞が当たって、パリへ行く。
空港でトランクが紛失し、ホテルから一歩も出られなくなる。
フランス人のクロエ(メラニー・ロラン)は雑誌の編集者で、他人や機械が苦手。
突然、ブリュッセルへの出張を命じられる。
パリへ帰ってくると、空港でトランクが紛失。
翌日、自宅に送られてきたのは、自分のトランクではなかった。
が、中身を見て、クロエはトランクの持ち主に恋してしまう……。

気軽に見られる、82分のラブコメ。
メラニー・ロランがお目当てで見たのだが、期待通り美しかった。

キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『フォーゲット・ミー・ノット』の脚本第二稿、10場まで完成しました。
今日は『フォーゲット・ミー・ノット』のダンスの振り付け。
新作のダンスなので、どんな振り付けになるか、とても楽しみです。
それでは行ってきます。

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怒り(下) [本]

1月27日(水)
吉田修一『怒り(下)』(中央公論新社)読了。

怒り(下) (中公文庫)

怒り(下) (中公文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/01/21
  • メディア: 文庫


警視庁八王子署の刑事・北見は、1年前に市内で起きた殺人事件の犯人・山神一也を追っていた。
外房の浜崎。
洋平の娘・愛子は、田代と名乗る男とアパートを借りて、暮らし始める。
東京。
優馬は、同居人の、直人と名乗る男が喫茶店で女と話しているのを目撃する。
波照間島。
泉の同級生の辰哉の両親が経営する民宿で、田中と名乗る男が働き始める。
はたして誰が山神なのか……。

吉田修一氏の本はこれが22冊目(上下巻は1冊とカウントすることにしています)。
見知らぬ男と手会い、親しくなった人々が、その男が殺人犯かもしれないと気づいた時。
これは一つの限界状況で、信じるか信じないか、警察に通報するかしないか、究極の選択を迫られる。
クライマックスは物凄い盛り上がりで、特に洋平・愛子の父娘には泣かされた。
吉田氏の最高傑作と言っていいのではないか?
舞台化したいが、2時間以内に収めるのはとても無理だろう。
お薦めです。

今日も一日、自宅に籠もって、執筆。
外出は、昼食を買いに近所のスーパーへ行っただけ。
キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『フォーゲット・ミー・ノット』の改訂、現時点で、8場まで進みました。
改訂でちょっとずつ伸びていますが、それでも、1時間50分以内に収まるのではないかと思います。
残り4場、頑張ります。

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ぼんち [映画]

1月27日(水)
市川昆監督『ぼんち』(1960年)レンタルDVDで鑑賞。

ぼんち [DVD]

ぼんち [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: DVD


大阪船場。
喜久治(市川雷蔵)は、四代続いた足袋問屋・河内屋の一人息子。
父(船越英二)は養子のため、家の実権は祖母・きの(毛利菊枝)、母・勢以(山田五十鈴)が握っている。
喜久治は祖母・母の命令で、砂糖問屋の娘・弘子(中村玉緒)を嫁に貰う。
が、裕子が男の子を産むと、祖母・母は彼女を追い出してしまう。
父が亡くなり、五代目を継いだ喜久治は、花街で遊ぶようになり、幾子(草笛光子)、ぽん太(若尾文子)、お福(京マチ子)、比佐子(越路吹雪)を妾にする。
ぽん太が男の子を産むと、祖母・母はまたしても縁を切れと言った。
女の子が跡を継ぎ、それに優秀な婿をあてがう、それが船場のしきたりだと、祖母は言った……。

原作は山崎豊子の小説で、風俗小説の傑作。
それを、市川崑が都会的なセンスで映像化して、ちょっと変わった味わいになった。
当時の第一線の女優が勢ぞろいして、豪華絢爛。
しかし、これはやはり市川雷蔵の映画で、見た目は優男だが、心優しく、芯のある「ぼんち」をしっかりと演じ切った。

市川雷蔵の映画はこれが3本目ですが、やっぱりいいですね。
キレイで知的で上品で。
ルックスだけでなく、演技力も抜群で、1960年代、物凄い人気だったわけがよくわかりました。
雷蔵映画、もっと見てみようと思います。

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怒り(上) [本]

1月26日(火)
吉田修一『怒り(上)』(中央公論新社)読了。

怒り(上) (中公文庫)

怒り(上) (中公文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/01/21
  • メディア: 文庫


8月18日、東京都八王子市。
尾木幸則・里佳子夫妻が自宅で惨殺された。
犯人の山神一也は逃亡。
1年後、外房の浜崎に住む洋平・愛子父娘の前に、田代という男が現れる。
田代に「何か仕事はないかと」聞かれ、洋平は漁協の仕事を紹介する。
東京に住むゲイの優馬は、サウナで直人という男と出会う。
優馬は直人をマンションに連れていき、一緒に暮らし始める。
沖縄の波照間島に住む高校生の泉は、近くの無人島で田中という男と出会う。
田中は廃墟で一人で生活していた……

山神一也に似た男が、千葉、東京、沖縄に現れる。
一体、誰が本物の山神なのか?
というミステリ的な仕掛けはあるものの、メインはそれぞれの男と出会ってしまった人々の人生。
特に、洋平・愛子の父娘には感情移入せずにはいられない
実にうまい設定を考えたものだと感心した。
下巻が楽しみ。

キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『きみがいた時間ぼくのいく時間』『フォーゲット・ミー・ノット』の稽古13日目。
『フォーゲット・ミー・ノット』の4日目。
今日から動き付けで、1場から4場まで進みました。
目標は3場までだったので、予想以上のハイペースで進んだということです。
稽古前に脚本の第二稿を配ったのですが、動き付けの時にはみんなセリフを入れていました。
凄いぞ、みんな!

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新しい人生のはじめかた [映画]

1月26日月)
ジョエル・ホプキンス監督『新しい人生のはじめかた』(2008年)GAOで鑑賞。

新しい人生のはじめかた [DVD]

新しい人生のはじめかた [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: DVD


アメリカ、ニューヨーク。
ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は独身で、CM音楽の作曲家。
別れた妻ジーン(キャシー・ベイカー)と娘スーザン(リアン・バラバン)はイギリスで別の男と新しい家庭を作っている。
そのスーザンの結婚式に出席するため、ハーヴェイはロンドンへ行く。
空港で統計局のケイト(エマ・トンプソン)に話しかけられるが、「疲れている」といって無視。
スーザンが用意してくれたホテルはオンボロ。
その上、スーザンは、式でのヴァージン・ロードのエスコート役を義父に譲ってほしいと言う。
ハーヴェイは式の後、披露宴をパスして、空港に向かう。
バーでウィスキーを飲んでいると、ケイトがテーブル席に座って、本を読んでいた。
ハーヴェイはケイトに先日の無礼を詫びる……。

原題は、『Last Chance Harvey』。
初老の男ハーヴェイの前に突然現れた最後のチャンス。
ダスティン・ホフマンとエマ・ハンプソンのラブストーリーなんて、濃すぎるんじゃないかと心配していたが、いやいや、両者ともサッパリ爽やかに演じていて、非常に好感が持てた。
ダスティン・ホフマンはエマ・トンプソンより10センチも背が低いし、体も太い。
が、笑顔が本当に素敵で、「ああ、昔のダスティン・ホフマンが帰ってきた」と思った。
地味な映画だが、50歳以上の人には間違いなく染みると思う。
お薦めです。

キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『フォーゲット・ミー・ノット』の第二稿が6場まで書き上がりました。
今日は稽古4日目。
もう動き付けに入ります。
第二稿を配ったその日に動き付けなんて、役者たちが大変だけど、本当に時間がないのです。
頑張るぞ。
それでは行ってきます。

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