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御不浄バトル [本]

5月31日(火)
羽田圭介『御不浄バトル』(集英社文庫)読了。

御不浄バトル (集英社文庫)

御不浄バトル (集英社文庫)

  • 作者: 羽田 圭介
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/10/20
  • メディア: 文庫


渡辺は、都心にある会社で経理の仕事をしている。
その会社は、子供のいる家庭に学習教材を違法な高値(150万円!)」で売りつける、ブラック企業。
警察に摘発されるたびに、形を変えて、詐欺的商売を続けている。
渡辺は経理なので、客を騙す仕事はしていない。
毎朝、地下鉄を降りると、ビルの一階のトイレで、大便を排泄する。
そのトイレの個室は二つしかなく、毎朝、争奪戦が繰り広げられていた……。

羽田圭介氏の本はこれが3冊目。
巻末の古市憲寿氏の解説によると、初出は文芸誌「すばる」の2010年3月号。
「ブラック企業」が流行語大賞を受賞したのは2013年。
おそらく、「ブラック企業」をを題材にした小説は、これが初めてだったはず。
また、大便の排泄をここまで事細かく書いた小説も、これが初めてに違いない。
羽田氏の目のつけどころのよさは驚嘆に値する。
楽しめました。


昭和40年当時、飯能市には映画館が二つありました。
名前は覚えていなかったので、ついさっき、ネットで調べてみたら、「飯能松竹映画劇場」と「飯能日活」でした。
僕の記憶に残っているのは、東飯能駅前の「飯能日活」だと思われます。
昭和20年代から30年代にかけて、日本中の町に映画館が作られました。
今年春に上演した『フォーゲット・ミー・ノット』の舞台は横須賀だったのですが、多い時で20以上も映画館があった。
それが40年代から50年代にかけて、次々と消えていきました。
飯能市の2館も、僕が高校に入り、映画に興味を持ち始めた頃には、既になくなっていました。
僕の子供時代は、映画が急激に衰退していった時代だった。
と同時に、テレビが急激に成長していった時代でもあった。
僕が3歳の時に、『鉄腕アトム』の放送が始まります。
昭和36年生まれの僕は、「テレビッ子」の第一世代だったのです。

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北国の帝王 [映画]

5月31日(火)
ロバート・アルドリッチ監督『北国の帝王』(1973年)レンタルDVDで鑑賞。

北国の帝王 [DVD]

北国の帝王 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


1933年、アメリカ、オレゴン州。
大恐慌の時代、失業者は浮浪者と化し、列車に無銭乗車して、野営地を渡り歩いていた。
彼らはホーボーを呼ばれていた。
そのホーボーたちから恐れられていたのが、19号列車の車掌シャック(アーネスト・ボーグナイン)。
自分の列車に無銭乗車したホーボーを、ハンマーで殴り、10人以上殺していた。
ある日、その19号に、2人の男が乗る。
一人はホーボーになりたての若者シガレット(キース・キャラダイン)。
もう一人はAナンバー・ワン(リー・マーヴィン)という初老の男で、ホーボー仲間からは、「北国の帝王」と呼ばれていた……。

ロバート・アルドリッチお得意の男臭い世界。
悪役のアーネスト・ボーグナインが憎々しくて、すばらしかった。


僕は昭和36年10月の生まれで、その時、父の店は東飯能駅の駅前にありました。
借家でした。
昭和41年3月に、父は郊外に家を建て、そこに新たな店を開きました。
その時、僕は4歳でした。
4歳まで暮らした借家の記憶は全くありません。
しかし、借家の周囲の景色は断片的な映像として、いくつか残っています。
すぐ近くにあった映画館、居酒屋、お好み焼き屋、ガソリンスタンド。
おそらく、3歳の時に見た、昭和40年の飯能市の景色だと思います。

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ブリッジ・オブ・スパイ [映画]

5月30日(月)
スティーブ・スピルバーグ監督『ブリッジ・オブ・スパイ』(2015年)レンタルDVDで鑑賞。

ブリッジ・オブ・スパイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

ブリッジ・オブ・スパイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


1957年、アメリカ、ニューヨーク。
ソ連のスパイのルドルフ・アベル(マーク・ライランス)がFBIに逮捕される。
弁護士ジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、会社の命令でアベルの弁護を担当することに。
国中の非難を浴びたが、何とか死刑を避け、懲役30年を勝ち取った。
1960年、アメリカ空軍の軍人フランシス・ゲイリー・パワーズは、ソ連領空を飛行中、撃墜され、逮捕される。
スパイ行為をしていたとして、懲役10年の判決が下る。
ドノヴァンの元に、アベルの妻と名乗る女性から、手紙が来る。
ドノヴァンは、ソ連がアベルとパワーズの交換を期待していると判断し、行動を開始する……。

実話に基づいた映画。
まじめで地味な映画だが、とてもしっかり作られているので、歴史や政治に興味がある人なら間違いなく楽しめる。
「アベル」役のマーク・ライランスはこの映画でアカデミー助演男優賞を受賞。
知的で冷静で意志が強くて性格の穏やかなソ連のスパイを見事に演じきっている。


僕は1961年に埼玉県飯能市で生まれました。
父は東飯能駅の駅前でガラス屋を営んでいました。
父は神奈川県川崎市の生まれでしたが、戦争末期に、祖父・叔母とともに、飯能市に疎開してきました。
祖父は職業軍人で、海軍の大尉でした。
戦争末期には既に退役して、恩給暮らしをしていたようです。
父たちは戦争が終わっても飯能市に残り、祖父はガラス屋を始めました。
父は高校卒業後、祖父の跡を継ぎました。
僕は二代続いたガラス屋の息子だったのです。

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犬とハモニカ [本]

5月30日(月)
江國香織『犬とハモニカ』(新潮文庫)読了。

犬とハモニカ (新潮文庫)

犬とハモニカ (新潮文庫)

  • 作者: 江國 香織
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/12/22
  • メディア: 文庫


ロンドン発、成田行きの飛行機。
アリルドはヤマガタでスキー教師のボランティアをするため、この飛行機に乗った。
賢治はこの飛行機に乗っている妻と娘を迎えるため、成田に向かって車を飛ばしている。
寿美子はロンドンに住む娘と二人の孫娘に会い、この飛行機で帰るところ。
様々な人々が成田に向かう……
短編6つを収録した短編集で、上記は一つ目の『犬とハモニカ』。

表題作の『犬とハモニカ』は、川端康成賞受賞作。
読み始めるまで、前に一度読んだことを忘れていた。
6つ目の『アレンテージョ』は、ポルトガルを舞台にした小説で、ポルトガル人しか出てこない。
こういう小説が書けるのは江國香織氏だけだと思う。

今日は10時から15時まで、キャラメルボックス俳優教室の授業。
16時から22時まで、キャラメルボックス新人練習。
まさに芝居三昧の一日です。
ずっと座りっぱなしで腰を痛めないように、気をつけようと思います。
間の1時間に走ろうと思っていたけど、雨で無理かな。
ならばせめてストレッチでもしよう。
それでは行ってきます。

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時の罠 [本]

5月29日(日)
辻村深月他『時の罠』(文春文庫)読了。

時の罠 (文春文庫)

時の罠 (文春文庫)

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/07/10
  • メディア: 文庫


「時」をテーマにした、4人の作家のアンソロジー。
収録作品は、辻村深月『タイムカプセルの8年』、万城目学『トシ&シュン』、湊かなえ『長井優介へ』、米澤穂信『下津山縁起』。

辻村氏・湊氏のお二人は、タイムカプセルを題材にした、リアリズム小説。
万城目氏は、神様が出てくるファンタジー。
米澤氏は、スケールの大きなSF。
それぞれの個性がしっかり出ていて、楽しめた。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』の本番2日目。
BLACKチームの初日。
満員のお客さんがドッカンドッカン笑ってくれて、とても盛り上がりました。
上演時間は昨日とほぼ変わらず、1時間55分弱。
通し稽古より2分長く、ゲネプロより1分短い。
しかし、印象的には通し稽古と変わらず、非常に心地よいテンポでした。
今日はクロムモリブデンの森下亮くんが見に来てくれて、小多田直樹がよかったと言っていました。
森下くんは、1992年に発行した、簡易印刷版の上演台本を持っているそうです。
高校時代に新神戸オリエンタル劇場で再演を見て、この台本を買ったのです。
そういう人が今は小劇場で活躍していて、こうしてまた見に来てくれる。
長く続けてきて、本当によかったと思います。

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星々の舟 [本]

5月29日(日)
村上由佳『星々の舟』(文春文庫)読了。

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

  • 作者: 村山 由佳
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/01/10
  • メディア: 文庫


水島暁は35歳、小樽にあるアンティーク店の店長。
ある日、東京に住む妹から、母・志津子がクモ膜下出血で倒れたとの知らせを受ける。
暁の父・重之は大工。
母・春代は、長男・貢、次男・暁を産んで、死亡。
そこへ、家政婦として来たのが志津子で、暁の一つ下の娘・沙恵を連れていた。
やがて志津子は重之の後妻となり、次女の美希を産んだ。
暁に電話してきたのは美希で、倒れたのは志津子だった。
暁は東京へ向かう……。

直木賞受賞作。
全六章で、水島家の人々が一人ずつ主人公をつとめる。
が、その中心にあるのは、暁と沙恵の恋愛。
血のつながらない兄妹として愛し合い始める二人。
しかし、志津子は家政婦として水島家に来る前から重之の愛人で、沙恵の実の父親は重之だった。
つまり、暁と沙恵は異母兄妹だったのだ。
恋愛小説でもあり、家族小説でもある、全429ページの重厚な作品。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』東京公演2日目。
日曜日の今日は開演時間が12時なので、もう出かけなければなりません。
BLACKチームの初日。
アクションが多い上に、舞台装置の一部に急なスロープがあるので、怪我が本当に心配。
役者たちの無事を祈るばかりです。
それでは行ってきます。

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天使の卵 [本]

5月28日(土)
村上由佳『天使の卵』(集英社文庫)読了。

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

  • 作者: 村山 由佳
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1996/06/20
  • メディア: 文庫


一本槍歩太は大学受験に失敗し、浪人となる。
ある朝、電車内で出会った女性に一目惚れしてしまう。
歩太には齋藤夏姫という彼女がいたが、大学に進学してしまったため、次第に疎遠になっていた。
歩太の父は精神科の病院に入院していた。
ある日、父を見舞いに行くと、父は中庭で女医と話していた。
それは、電車内で出会った人だった。
名前は五堂春妃と言った……。

小説すばる新人賞受賞作で、村上由佳氏のデビュー作。
古風な、きわめてオーソドックスなラブストーリー。
巻末の解説で村上龍氏は、「驚くほど、凡庸」と書いている。
が、村上氏はわざとそうしているのではないかとも書いている。
どっちにしても、文章がうまく、感性が瑞々しいのは間違いない。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』東京公演初日。
WHITEチーム。
いろいろミスはあったけど、何とか無事に幕を下ろすことができました。
土曜だけあって、客席はほぼ埋まり、笑い声も拍手も凄かった。
役者たちもとても楽しかったようです。
明日はBLACKチームの初日。
さらにやったるでえ。

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エイプリルフールズ [本]

5月28日(土)
山本幸久『エイプリルフールズ』(ポプラ文庫)読了。

エイプリルフールズ (ポプラ文庫 日本文学)

エイプリルフールズ (ポプラ文庫 日本文学)

  • 作者: 古沢良太
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2015/03/05
  • メディア: 文庫


4月1日。
今日は野沢遥人の13回目の誕生日。
イジメが原因で不登校となり、毎日家でパソコンに向かっている。
同じ団地の同じ階に住む、一年上の江藤理香に惹かれている。
その理香が、団地の前で、見知らぬ男に強引に車に乗せられるのを目撃。
急いで駆けつけ、理香を救出しようとしたが、失敗。
遥人は追跡を決意するが……。

古沢良太氏の映画脚本を、山本幸久氏が小説化。
明らかに『ラブ・アクチュアリー』が元になっていて、あちらはクリスマスだったが、こちらは4月1日。
ただし、『ラブ・アクチュアリー』には笑いとともに情感があったが、こちらは徹頭徹尾笑いだけ。
ここまでバカバカしいと、いっそ清々しい。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』東京公演、いよいよ今日が初日です。
開演は17時。
WHITEチーム。
その前に、1130からBLACKチームのゲネプロ。
最後の仕上げです。
17時からの初日、皆様のご来場を心よりお待ちしています。
それでは行ってきます。

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愛に似たもの [本]

5月27日(金)
唯川恵『愛に似たもの』(集英社文庫)読了。

愛に似たもの (集英社文庫)

愛に似たもの (集英社文庫)

  • 作者: 唯川 恵
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/10/20
  • メディア: 文庫


短編8つを収録した短編集。

柴田錬三郎賞受賞作。
どれも、現代の若い女性の生活を題材にした、ライトな風俗小説。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』東京公演の仕込み3日目。
10時からWHITEチームの場当たりの続き。
13時すぎから、BLACKチームの場当たり。
予定より1時間以上早く進みました。
そして、19時からWHITEチームのゲネプロ。
場当たりを2回やったせいか、とてもしっかりした芝居になりました。
上演時間は1時間56分ちょっと。
通し稽古より3分以上長くなったけど、あまり遅く感じませんでした。
役者たちが稽古よりもセリフを丁寧にしゃべるようになったこと。
稽古場より間口が広くなり、登退場に時間がかかるようになったこと。
この二つが原因だと思われます。
明日はBLACKチームのゲネプロと、WHITEチームの本番初日。
ゲネプロでさらに磨きをかけて、お客さんにお見せしたいと思います。
やったるでえ。

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肩ごしの恋人 [本]

5月27日(金)
唯川恵『肩ごしの恋人』(集英社文庫)読了。

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

肩ごしの恋人 (集英社文庫)

  • 作者: 唯川 恵
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/10/20
  • メディア: 文庫


早坂萌は27歳、輸入代行会社に勤めている。
5歳からの親友・室野るり子の3回目の結婚式に出席する。
新郎の信之は、萌の元彼で、るり子に横取りされたのだが、別に恨んではいなかった。
同じテーブルの柿崎という男と、式の後、ホテルへ行く。
柿崎は、るり子が結婚を狙いながら、失敗した男だった……。

直木賞受賞作。
自分の欲望のままに生きる「るり子」と、恋愛にも仕事にも夢中になれない「萌」。
二人を通して、現在の若い女性の欲望を描く。
「るり子」のキャラクターが強烈すぎて、僕にはついていけなかった。

キャラメルボックス featuring D-BOYS『また逢おうと竜馬は言った』東京公演の仕込み3日目。
10時からWHITEチームの場当たりの続きです。
その後はBLACKチームの場当たり。
その後はWHITEチームのゲネプロ。
長い1日になりそうです。
頑張ります。
行ってきます。

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