So-net無料ブログ作成
検索選択

はだかんぼうたち [本]

10月31日(月)
江國香織『はだかんぼうたち』(角川文庫)読了。

はだかんぼうたち (角川文庫)

はだかんぼうたち (角川文庫)

  • 作者: 江國 香織
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/01/23
  • メディア: 文庫


桃は35歳の歯科医。
結婚直前だった石羽と別れて、9歳下の鯖崎と付き合い始める。
桃の姉・陽は41歳・独身で、母との仲が悪く、ゲストハウスで暮らしている。
桃の中学時代からの親友・響子の母・和枝が死んだ。
響子は夫・隼人、4人の子供たちと暮らしている。
和枝は夫が亡くなった後、自宅の二階を下宿にし、最近は山口という男と暮らしていた。
山口には別に妻子がいたが、家出して、和枝の元に転がり込んだのだ……。

桃と彼女の周囲の20人以上の人々を同時並行で描いていく群像劇。
よくもまあこれだけの人数を書き分けたものだと感心した。

昨日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演『サンタクロースが歌ってくれた』の本番3ステージ目にして、千秋楽。
おかげさまで、無事に幕を下ろすことができました。
スペシャル公演のOBOGで、現キャラメルボックス劇団員の山崎雄也・大滝真実・元木諒も見に来てくれました。
終了後は、ホームルームと打ち上げ。
みんなとたくさん話ができて、楽しかった。
来年も頑張りたいと思います。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

パンプルムース! [本]

10月30日(日)
江國香織『パンプルムース!』(講談社+α文庫)読了。

パンプルムース! (講談社+α文庫)

パンプルムース! (講談社+α文庫)

  • 作者: 江國 香織 (文)
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/11/20
  • メディア: 文庫


いわさきちひろが描いた子供の絵に、江國香織がひらがなの詩をつけた。
全部で29編。

江國香織氏の本はこれが36冊目。
いわさきちひろさんの絵が嫌いな人なんているのだろうか?
見るたびに、その瑞々しさに心を打たれる。
江國氏の詩は、いわさきさんの絵にとても合っている。
ところで、「パンプルムース」とは、フランス語で「グレープフルーツ」のことらしい。
5番目の詩のタイトルが『パンプルムース!』だった。

『僕がむかし見た芝居』第41回
1981年12月8日、3〇〇『夜の影-やさしい怪談』(新宿モリエール)
2回目の3〇〇(さんじゅうまる)は傑作だった。
前回の『カデンツァ』と同じく難解だったが、少年と死んだ姉の物語だということはかろうじてわかった。
もたいまさこさんや渡辺えり(当時はえり子)さんの演技に大笑いしているうちに、弟を思う姉の優しさに気づく。
その後、渡辺氏の芝居は何本も見たが、僕はこの『夜の影』が一番好きだ。
ところで、この頃、モリエールは改装中だった。
劇場内がやたらと狭かったのを覚えている。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

夏の裁断 [本]

10月29日(土)
島本理生『夏の裁断』(文藝春秋)読了。

夏の裁断

夏の裁断

  • 作者: 島本 理生
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: 単行本


萱野千紘は小説家で、二カ月前に学者だった祖父が亡くなった。
千紘は鎌倉にある祖父の家に行く。
母が先に来て、祖父が残した蔵書の処分をしていた。
断裁機でバラバラにして、パソコンにスキャナーで取り込むのだ。
母に代わって、本を断裁しながら、千紘は編集者の柴田を思い出していた。
千紘は帝国ホテルで開かれたパーティで、柴田の手をフォークで刺した……。

島本理生氏の本はこれが19冊目。
千紘はエキセントリックな柴田に翻弄され、徐々に壊れていく。
柴田に惹かれる千紘の気持ちがわからず、ついていけなかった。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演『サンタクロースが歌ってくれた』の本番初日でした。
1300の回と、1730の回。
1300の回には、演出を手伝ってくれた、真柴あずきと白井直が見に来てくれました。
役者たちはとても緊張していましたが、ほぼノーミスで、やり遂げてくれました。
真柴さんと白井も褒めていました。
スペシャル公演は今回が5回目なので、過去の出演者(卒業生)が何人も見てきてくれました。
1730の回には、キャラメルボックスの近藤利紘と石森美咲も来ました。
近藤は2013年の『アローン・アゲイン』に、石森は2013年の『アローン・アゲイン』と2014年の『広くてすてきな宇宙じゃないか』に出演したのです。
この回は、緊張がやや解れて、全体的な質は上がったけど、ミスは増えた。
残るは明日の1ステージのみ。
ぜひとも最高の芝居を作り上げてほしいです。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

私的読食録 [本]

10月28日(金)
角田光代+堀江敏幸『私的読食録』(プレジデント社)読了。

私的読食録

私的読食録

  • 作者: 角田光代
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2015/10/29
  • メディア: 単行本


小説家の角田光代と堀江敏幸が、小説に描かれた「食」について語るエッセイ集。
月刊誌「danchu」(プレジデント社)の連載で、2007年4月から2015年7月までの分。
第1回から第100回まで。

角田光代氏の本はこれが75冊目。
取り上げられた作品が非常に多岐にわたっていて、お二人の読書量に感心した。
僕は特に「食」にはこだわりはないが、読む分には十分に楽しめた。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演『サンタクロースが歌ってくれた』のゲネプロ。
1230~と1630~の2回やりました。
2回目はさすがに緊張がほぐれ、後半はかなり盛り上がりました。
回転扉もスムーズに使用できていました。
上演時間は1時間37分前後。
まだところどころ速すぎるところがあるので、もっとしっかりしゃべるようにダメ出ししました。
明日はいよいよ本番。
本番はたったの3ステージしかないので、集中して演じてほしいです。
もちろん、僕も集中して見て、ダメ出ししますよ。

nice!(1) 
共通テーマ:演劇

プレタポルテ [映画]

10月28日(金)
ロバート・アルトマン監督『プレタポルテ』(1994年)レンタルDVDで鑑賞。

プレタポルテ [DVD]

プレタポルテ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


ロシア、モスクワ。
セルゲイ・オブローモフ(マルチェロ・マストロヤンニ)は2本の派手なネクタイを買い、1本をパリに送った。
フランス、パリ。
プレタポルテ協会の会長オリヴィエ・ド・ラ・フォンテーヌ(ジャン・ピエール・カッセル)がネクタイを受け取る。
オリヴィエは、愛人のデザイナーのシモーヌ(アヌーク・エーメ)の事務所を訪ね、彼女と彼女の息子ジャック(ルパート・エヴェレット)とパリ・コレの打合せ。
その後、オリヴィエはシャルル・ド・ゴール空港へ向かう。
空港では、テレビレポーターのキティ・ポッター(キム・ベイシンガー)がインタビューに駆け回っていた。
シシー(サリー・ケラーマン)、レジーナ(リンダ・ハント)、ニーナ(トレイシー・ウルマン)はそれぞれ有名ファッション誌の編集長で、人気カメラマンのオブラニガン(スティーヴン・レア)を迎えに来た。
アメリカ人のレポーターのアン・アイゼンハワー(ジュリア・ロバーツ)はトランクが届かず、怒りまくり。
アメリカ人のスポーツ記者ジョー(ティム・ロビンズ)はバッグを何者かに盗まれ、怒りまくり。
オリヴィエは、自分と同じ柄のネクタイをしめたセルゲイに会い、オリヴィエのリムジンに乗り込む。
その車中で、オリヴィエがサンドウィッチを喉に詰まらせて、死んでしまう…。

ロバート・アルトマン監督お得意の群像劇で、舞台はパリコレ。
いつも以上に豪華なキャストで、いつも以上にふざけまくっている。
マルチェロ・マストロヤンニがソフィア・ローレンに会いにロシアから戻ってくるというのは、二人の名作『ひまわり』のパロディ。
ホテルの部屋でソフィアが服を脱ぎ始め、マストロヤンニが拍手し始めるというのは、二人の『昨日・今日・明日』のワンシーンにそっくり。
という感じで、ギャグの連発。
ラスト、シモーヌのファッションショーで、モデル全員が全裸で登場するのは、パリコレに対する痛烈な皮肉なのだろうが、今見るといかにも幼くて、失笑するしかなかった。

『僕がむかし見た芝居』第40回
1981年11月8日、秘法弍番館『戸惑いの午後の惨事』
過去二回の公演は男3人の芝居だったが、これは一気に10人近くが登場。
みんな若かかったので、新人さんだったのだろう。
そのせいか、芝居の密度が落ちたように感じられ、僕には楽しめなかった。
ところで、上記の日時、作品名の後に、会場名がないのは、覚えていないから。
僕のメモには会場が書いてないのだ。
そのかわり、チケット代は書いてあって、これは1300円。
当時、小劇場の芝居で2000円を越えることは滅多になかった。

nice!(1) 
共通テーマ:演劇

左岸(下) [本]

10月27日(木)
江國香織『左岸(下)』(集英社文庫)読了。

左岸〈下〉 (集英社文庫)

左岸〈下〉 (集英社文庫)

  • 作者: 江國 香織
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/02/17
  • メディア: 文庫


茉莉は隆彦と別れ、福岡に帰り、大学受験のための勉強を始める。
そして、見事、九州大学に合格。
しかし、ガソリンスタンドの二代目社長・柴田始と出会い、結婚。
娘の「さき」を産む。
ところが、始は交通事故で亡くなってしまう……。

茉莉の人生はまさに波瀾万丈。
下巻も516ページあったが、楽しく読むことができた。
こうなると、辻仁成氏の『右岸』が気になってくる。
『右岸』の主人公・祖父江九は、『左岸』にはたまにしか登場しない。
なんと、彼は超能力者。
彼がどんな人生を歩んだのか、そのうち確かめてみたい。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演『サンタクロースが歌ってくれた』の場当たり。
11時から全シーン当たりました。
中央奥の回転扉が回らなくて、一苦労。
途中の休憩の時、演出部の人達が修理して、回るようにしてくれました。
で、ラストシーンまで到達したら、オープニングに戻って、回転扉を使用するところだけ返しました。
回転扉って、日常生活ではたまにしか出会わないので、スムーズに使うのはなかなか難しい。
でも、今日たっぷり稽古できたので、もう大丈夫。
ただし、役者たちの声が少々嗄れてきたのが心配。
日曜日の千秋楽までもたせろとハッパをかけました。

nice!(1) 
共通テーマ:演劇

レヴェナント [映画]

10月27日(木)
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督『レヴェナント』(2015年)レンタルDVDで鑑賞。

レヴェナント:蘇えりし者 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

レヴェナント:蘇えりし者 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray


アメリカ、西部。
ハンターのヒュー・グラスは息子のホーク(フォレスト・グッドラック)とともに、毛皮商の狩猟チームに道案内として参加。
先住民に襲われ、チームの大半を失う。
砦へ戻る途中、グラスはグリズリーに襲われ、重傷を負う。
隊長のアンドリュー・ヘンリー(ドーナル・グリーソン)はグラスを連れ帰ることを断念。
ホーク、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)、ブリジャー(ウィル・ポールター)の3人に、グラスが亡くなるまでそばにいろと言い残し、先発する。
ホークは、グラスと先住民の女性との間にできた子だった……。

オープニングの、先住民の襲撃のシーンが物凄い迫力で、痺れた。
ストーリーはシンプルな復讐譚だが、死に瀕したグラスのサバイバルの方法が壮絶で、レオナルド・ディカプリオのアカデミー賞主演男優賞は当然と思われた。
そして、圧倒的な映像美。
2時間37分と長尺だが、こいつは見ておいた方がいい。
お薦めです。

『僕がむかし見た芝居』第39回
1981年11月3日、劇団綺畸『ロミオとフリージアのある食卓』(駒場小劇場)
脚本演出は如月小春さんで、この人はもともと夢の遊眠社の女優だったが、辞めて、劇団綺畸を旗揚げした。
野田秀樹さんの影響も若干感じられたが、知的で都会的で洒落た芝居だった。
『ロミオとフリージアのある食卓』は、登場人物が全員、人形という設定で、終演後、舞台に立ったままの役者たちを、スタッフたちが運び去る。
徹底してるなあと感心した。
この後、如月さんは劇作家として有名になっていく。

nice!(1) 
共通テーマ:演劇

漂う子 [本]

10月26日(火)
丸山正樹『漂う子』(河出書房新社)読了。

漂う子

漂う子

  • 作者: 丸山 正樹
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/10/27
  • メディア: 単行本


二村直(にむらなお)はカメラマン、勤めていたスタジオが倒産したばかり。
友人夫婦の家に行った帰り、彼女の相野祥子と居酒屋で飲んだ。
祥子は小学校の教師で、担任しているクラスの「さちちゃん」が行方不明になったと言う。
お母さんが家を出た後、お父さんと二人で暮らしていたが、欠席が続き、アパートに行ってみたら、郵便物がたまっていた。
二村が「父親と一緒なら心配いらないだろう」と言うと、祥子は「居所(きょしょ)不明児童」について説明を始める。
日本には居所のわからない子供が1000人以上いるらしい……。

『デフ・ヴォイス』の丸山正樹氏の2作目で、丸山氏からいただきました。
親と一緒だからと言って、安心はできない。
何しろ、その親は子供を学校に行かせようとしないのだから。
借金取りから逃げ回る親子。
子供を働かせて、その金で生活する親。
これも一種の児童虐待だと思う。
「居所不明児童」にスポットライトを当てた、ミステリ・タッチの小説。
お薦めです。

今日も西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古。
1~12場をじっくり復習しました。
衣裳がようやく全部揃って、ホッと安心。
演技も細かく細かく手直ししたので、これで安心して小屋入りできます。
小屋と言っても、会場は東京FCの一階のスタジオ。
普段はアクションなどの授業で使われていて、卒業公演もここでやります。
過去のスペシャル公演も全部ここ。
今回が5回目なので、かなり馴染んできました。
明日は場当たり、頑張りまっせ!

nice!(1) 
共通テーマ:演劇

ブルックリン・フォーリーズ [本]

10月25日(火)
ポール・オースター『ブルックリン・フォーリーズ』(新潮社)読了。

ブルックリン・フォリーズ

ブルックリン・フォリーズ

  • 作者: ポール オースター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/05
  • メディア: ハードカバー


2000年、アメリカ、ニューヨーク、ブルックリン。
ネイサン・グラスは60代前半、長年勤めた生命保険会社を退職し、妻に離婚され、ブルックリンで一人暮らしを始める。
することがないので、自分と周囲の人間が仕出かした失敗を一つずつ書き留め始めた。
タイトルは、『人間の愚行の書』。
ある日、近所の古書店に行くと、そこで妹の息子トムと再会。
トムは大学院を中退し、その古書店で働いていた。
古書店の店主はハリーで、60代のゲイだった……。

ポール・オースターの本はこれが12冊目。
オースターにしては珍しく、初老の男の冒険を描いた、明るい物語だった。
ブルックリンは彼の地元らしい。
彼がかかわった映画『スモーク』『ブルー・イン・ザ・グラス』も舞台はブルックリンだった。
2つの映画の景色を思い浮かべながら読んだ。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校のスペシャル公演『サンタクロースが歌ってくれた』の稽古に行ってきました。
13時から第五回通し稽古。
今回はちょっとテンポが速く、前回より2分も縮んでしまいました。
その後、9・10・11・12場の復習。
かなり細かいところまで手直ししました。
明日はとうとう稽古最終日。
ラストスパート、頑張ります。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇

ザ・プレイヤー [映画]

10月25日(火)
ロバート・アルトマン監督『ザ・プレイヤー』(1992年)WOWOWで鑑賞。

ザ・プレイヤー [DVD]

ザ・プレイヤー [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD


アメリカ、ハリウッド。
グリフィン・ミル(ティム・ロビンス)は大手映画スタジオの副社長。
最近、正体不明の脚本家から頻繁に脅迫状を送られてきて、頭を悩ませている。
グリフィンは、デイヴィッド・ケヘイン(ヴィンセント・フィリップ・ドノフリオ)が送り主だと目星をつけ、彼の会いに行き、口論の末、殺してしまう。
ところが、翌日も脅迫状が届いた!
グリフィンはデイヴィッドの葬儀に出席し、彼の恋人で画家のジューン(グレタ・スカッキ)と親しくなる……。

冒頭、8分強の長回しにビックリ。
大手映画スタジオの建物を行き交う人々を次々と紹介していく。
しかし、この映画は、アルトマン監督お得意の群像劇ではなく、ひたすら映画プロデューサーの殺人を追っていく。
ところが、サスペンスとしては中途半端で、どうやら監督の狙いは、ハリウッドに対する辛辣な皮肉のようだ。
有名俳優が本人役で次々とカメオ出演していて、全部気づけたかどうか、わからない。
ジョン・キューザック、スーザン・サランドン、ピーター・フォーク、ジュリア・ロバーツ、ブルース・ウィルス……。
実力のある監督として、俳優たちに信頼されているのだろう。

『僕むかし見た映画』第38回
1981年10月25日、状況劇場『黄金バット』(赤テント)
今日からちょうど35年前に見た芝居は、2回目の状況劇場。
状況劇場の芝居は、ラストで舞台の奥のテント幕が割れ、その向こうにヒロインの李麗仙さんが現れることが多い。
僕は見ていないが、『唐版風の又三郎』では、テントが開くと、李さんと根津甚八さんが立っていて、二人が突然に浮く。
なんと、二人はパワーショベルの、ショベルの上に乗っていたのだ。
この『黄金バット』では、ラスト、李さんが宙づりになって、上から降りてくる。
難解で詩的な脚本、スピーティーでパワフルで猥雑な演技、ケレン味に満ちた演出。
唐さんの芝居は、アートとエンタメの見事な融合だった。

nice!(0) 
共通テーマ:演劇