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悲嘆の門(上) [本]

11月30日(水)
宮部みゆき『悲嘆の門(上)』(毎日新聞社)読了。

悲嘆の門(上)

悲嘆の門(上)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: 単行本


三島孝太郎は大学生で、両親・中2の妹と暮らしている。
ある日、お向かいの園井家のおばあちゃんに、孫が中学の裏サイトで苛められているので、相談に乗ってほしいと言われる。
孝太郎は大学のサークルのOBである真岐(まき)誠吾の会社でアルバイトしていた。
それは「クマー」という会社で、業務内容はサイバーパトロールだった。
孝太郎は会社の先輩に相談して、裏サイトの調査を始めるが……。

宮部みゆき氏の本はこれが57冊目。
主人公は、中学のイジメ事件を調べる大学生と、廃ビルの屋上のガーゴイル像を調べる元刑事。
『火車』のような雰囲気で始まるが、途中で突如、ファンタジーになる。
この跳躍には唖然呆然。
しかし、これは宮部氏の新しい試みなのだと思う。
下巻に期待。

今日はキャラメルボックス2016クリスマスツアー『ゴールデンスランバー』神戸公演の本番初日。
0900に小屋入りして、0930から場当たりの続き。
1430からゲネプロ。
そして、1900から、本番。
非常に忙しい1日でしたが、本番は大きな事故もミスもなく、無事に終わることができました。
上演時間は2時間3分弱。
アンケートも非常に好評でした。
キャラメルボックス史上初の、劇中の撮影OKタイムも、とても楽しんでいただけた様子。
終演後、楽屋で行われた初日乾杯では、笑顔でビールを飲むことができました。
神戸公演のチケットはまだまだ売り切れてません。
特にお薦めは、明日と明後日。
ぜひぜひ新神戸オリエンタル劇場へお越しください。
お待ちしています。

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マネーモンスター [映画]

11月29日(水)
ジョディ・フォスター監督『マネーモンスター』(2016年)レンタルDVDで鑑賞。

マネーモンスター(初回生産限定) [DVD]

マネーモンスター(初回生産限定) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


アメリカ。
リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)はテレビの財テク番組『マネーモンスター』のパーソナリティ。
生放送の最中、不審な男(ジャック・オコンネル)がスタジオに侵入する。
男は拳銃を撃ち、リーの体に爆弾つきのベストを着せた。
プロデューサーのパティ(ジュリア・ロバーツ)は放送を中止しようとしたが、リーは続行を指示。
男はカイルと名乗り、この番組のせいで6万ドルを失ったと言う。
リーは番組内である会社の株を「絶対安全」と言ったが、コンピューターのバグが発生し、全米で8億ドルの金か消えた。
カイルは8億ドルの金を要求。
リーとパティはなぜ8億が消えたか、真相を究明しようとする……。

『告発の行方』と『羊たちの沈黙』でアカデミー主演女優賞を2回受賞している女優ジョディ・フォスターの4本目の監督作品。
隙のない演出で、安心して見られた。
が、消えた8億ドルの謎があっさりと解かれ、ラストで犯人が断罪されるのは、少々都合がよすぎるように感じられた。
もちろん、カタルシスはあったのだが。
ジョージ・クルーニーはチャラいパーソナリティを好演。
しかし、ジュリア・ロバーツのヒロインは疑問で、厳しい言い方だが、もはや賞味期限が切れてしまっているように思えた。

キャラメルボックス2016クリスマスツアー『ゴールデンスランバー』神戸公演の仕込み2日目。
東京発1250の「のぞみ」で新神戸にやってきました。
1730より場当たり開始。
快調に進んだのですが、シーン数が多いため、ラストまで到達せず。
続きは明日の朝となりました。
明日は昼からゲネプロ、夜が本番初日。
長い一日になりそうです。
頑張るぞ!

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最初の哲学者 [本]

11月28日(月)
柳広司『最初の哲学者』(幻冬舎)読了。

最初の哲学者

最初の哲学者

  • 作者: 柳 広司
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/11
  • メディア: 単行本


ギリシアの神話と歴史を元にした短編13を収録した連作短編集。

柳広司氏の本はこれが21冊目。
柳氏は、『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治新人賞と日本推理作家協会賞を受賞して名を挙げたが、初期の頃はダーウィンやシートンなど外国の実在の人物を主人公にしたミステリを書いていた。
さぞかし世界史がお好きなのだろうと思っていた。
しかし、いくら好きでも、小説にするとなると、様々な知識が必要になる。
僕も一応、劇作家だし、小説もいくつか書いたことがあるので、他の人の小説を読むたびに、これが自分に書けるどうかを考える。
オイディプスやゼウスやソクラテスの妻クサンティッペを主人公にした小説なんて、とてもじゃないけど無理だ。
柳氏の小説を読むたびに凄いなあと感心する。

『僕がむかし見た芝居』第59回
1984年2月29日、第三舞台『宇宙で眠るための方法について』(高田馬場東芸劇場)
この芝居の初演で、僕は大きな衝撃を受けた。
再演ももちろん楽しめたのだが、初演の衝撃は蘇らなかった。
再演は本当に難しい。
劇団は基本的に成長するものなので、再演が初演より落ちるということはほとんどありえない。
が、お客さんはしばしば、「初演の方がよかった」とアンケートに書く。
自分もお客さんとしてよその芝居を見に行くと、やはりしばしば「初演の方がよかった」と感じる。
初演のインパクトというのはそれほど強い。
再演は、初演よりちょっとおもしろくなったくらいでは、認めてもらえないのだ。
だから、僕は再演のたびに、初演の二倍おもしろくしようと思う。
「再演は新作よりラクでしょう」と言われることがあるが、僕は全然そう思わない。
初演の評価が高ければ高いほど、再演は困難になる。
こんなことを書くと、「それなら再演なんかするなよ」と言われてしまいそうだが。

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怪笑小説 [本]

11月28日(月)
東野圭吾『怪笑小説』(集英社文庫)読了。

怪笑小説 (集英社文庫)

怪笑小説 (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 文庫


東野圭吾氏のユーモア小説集。
短編9つを収録。

東野氏の本はこれが55冊目。
巻末の真保裕一氏の解説によると、東野氏は1993年4月の、エッセイ集『あの頃ぼくらはアホでした』連載開始時から、隠していた本性を現したと言う。
それまでは、理系出身作家という顔のみを見せていたが、この時からもう一つの、関西人という顔を出すようになったのだ。
5つ目の『超たぬき理論』など、「UFOの正体はたぬきが化けた文福茶釜である」のいう珍妙な説を大真面目に語る。
そのバカバカしさに、開いた口が塞がらなかった。
が、この短編も、他のどの短編も、発想がユニークで、ラストは必ずあっと驚く仕掛けが施されている。
ただのお笑いでは終わらないのである。

『僕がむかし見た芝居』第58回
1983年11月8日、第三舞台『デジャ・ヴュ』
看板役者だった岩谷真哉さんがバイク事故で亡くなり、第三舞台はこの公演でたくさんのゲストを招く。
芝居は賑やかになったが、『朝日のような夕日をつれて』から『電気羊はカーニバルの口笛を吹く』までの異様な集中力とテンションは失われた気がした。
第三舞台はどこへ行ってしまうのだろうと思った。

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はじまりの歌をさがす旅 [本]

11月27日(日)
川端裕人『はじまりの歌をさがす旅』(角川文庫)読了。

はじまりの歌をさがす旅 (角川文庫)

はじまりの歌をさがす旅 (角川文庫)

  • 作者: 川端 裕人
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/07/25
  • メディア: 文庫


泉隼人は文具会社の営業部に就職して5年になるが、もともとはミュージシャン志望。
しかし、最近、仕事がおもしろくなってきて、迷い始めていた。
ある夜、泉の前に、リサ・ハーモナイルという名の女が現れる。
リサの話によると、泉の曾祖父・和島洋がオーストラリアで94歳で亡くなった。
和島の子孫で、音楽の素養のある者は、遺産相続のためのゲームに参加する資格がある。
参加するなら、オーストラリアに来いと。
リサも和島の子孫で、オーストラリアでは有名なシンガーだった。
泉はシドニーに向かった……。

川端裕人氏の本は、これが15冊目。
題材は、オーストラリアの先住民のアボリジニの音楽文化。
川端氏の本は、題材に関する蘊蓄がとてもためになるが、ドラマ性が弱いのが難点。
先週読んだ『算数宇宙の冒険』もそうだった。
川端氏はノンフィクションも数多く書いているようだが、そちらはきっとおもしろいだろうと思う。

今日は水道橋のドームシティ・ホールへ行き、ミュージカル『黒執事』を見てきました。
D-BOYSの陳内将君と三津谷亮君が出演しているのです。
原作のマンガ・アニメは全く知りません。
今日の芝居はいわゆる2,5次元ミュージカルのようでした。
休憩20分を含めて、3時間の大作。
ストーリーはまあ普通でしたが、演出がすばらしく、3時間楽しく見ることができました。
特筆すべきは、美術。
舞台中央が三重の盆になっていて、外側の二重のドーナツ部分が別々に回るのです。
そして、盆の一番外側は二階建てなっていて、カーテンが開閉できるようになっている。
カーテンを閉じると、そこに映像が映し出される。
馬車が映し出された時、中央のカーテンが開いて、中に人が乗っていったのにはビックリ。
美術プランナーは、キャラメルボックスでもお世話になっている、石原敬さん。
この美術だけでも一見の価値ありです。
陳内君と三津谷君はそれぞれの役をきっちり演じていて、安心して見られました。
『黒執事』東京公演は今日の17時の回で終了ですが、この後、福岡・尼崎・刈谷に行くようです。
この芝居、見て損はないですよ。

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華岡青洲の妻 [映画]

11月26日(土)
増村保造監督『華岡青洲の妻』(1967年)WOWOWで鑑賞。

華岡青洲の妻 [DVD]

華岡青洲の妻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川ヘラルド映画
  • メディア: DVD


江戸時代、紀州。
加恵(若尾文子)は、大庄屋・妹背佐次兵衛の娘。
幼い頃から、町医者・華岡直道(伊藤雄之助)の妻で、美人の誉高い於継(高峰秀子)に憧れていた。
21歳の時、その於継が、加恵を息子・雲平(市川雷蔵)の嫁に、と頼みに来る。
両親は身分違いを理由に反対したが、加恵は自分の意志を通し、華岡家に嫁に行く。
雲平は京都に留学中だったため、新郎なしで祝言を挙げた。
暮らしは貧しかったが、於継は優しく、加恵は幸せだった。
ところが3年後、雲平が京都から帰ってくると……。

有吉佐和子の原作小説を、新藤兼人が脚色した、重厚な人間ドラマ。
麻酔薬をを開発する雲平(後の青洲)に対して、於継と加恵は「自分を体を実験に使ってくれ」と争う。
壮絶な嫁姑の戦い。
若尾文子と高峰秀子はもちろん、間に挟まれた市川雷蔵も、うまいうまい。
語り手はなんと、杉村春子。
まさに、日本映画史に残る名作。

キャラメルボックス2016クリスマスツアー『ゴールデンスランバー』の稽古最終日。
第四回通し稽古。
真柴あずき・石原善暢が見に来てくれました。
今日は全体的にテンポが遅く、上演時間が2分も伸びてしまいました。
演技の質は上がったけれど、明らかに遅く感じました。
残念。
役者たちには、この芝居はスピード感が重要、と話しました。
明後日はいよいよ小屋入り。
新神戸オリエンタル劇場に乗り込みます。
『ゴールデンスランバー』の世界初演、関西地方にお住まいの方は、11月30日(水)にぜひぜひオリエンタルにお越しください。
お待ちしています。

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赤い天使 [映画]

11月25日(金)
増村保造監督『赤い天使』(1964年)WOWOWで鑑賞

赤い天使 [DVD]

赤い天使 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD


昭和14年、中国、天津。
西さくら(若尾文子)は従軍看護婦として、陸軍病院に赴任。
数日後、消灯後の巡回中、数人の患者に犯されてしまう。
二カ月後、深県の分院に転属となり、岡部軍医(芦田伸介)のもとで働く。
岡部は、医薬品の不足する中、負傷した兵士を助けるために、積極的に手足を切断していた。
さくらは岡部を好きになるが、岡部は精神的な苦痛から、モルヒネを常用するようになっていた……。

戦場を舞台にしたラブストーリーだが、甘さは全くない。
岡部はモルヒネの多用が原因で、性的不能者になり、女性への興味を失っている。
さくらはそんな岡部の心を、自分の肉体によって溶かす。
まさに大人のラブストーリー。

キャラメルボックス2016クリスマスツアー『ゴールデンスランバー』の稽古23日目。
第三回通し稽古。
大森美紀子・西川浩幸・岡内美喜子・林貴子・原田樹里・山崎雄也が見に来てくれました。
上演時間は、前回より30秒ちょっと短くなって、2時間4分弱。
演技のミスはほとんどなくなりましたが、慣れればもっと短くなる気がします。
稽古は明日が最終日。
2時間を切るのは難しいけれど、絶対にもっとおもしろくします。

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俺は非情勤 [本]

11月24日(木)
東野圭吾『俺は非情勤』(集英社文庫)読了。

おれは非情勤 (集英社文庫)

おれは非情勤 (集英社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 文庫


「おれ」は25歳で、ミステリ作家志望だが、今は小学校の非常勤講師をしている。
今回は下町にある一文字小学校の5年3組に、産休代用教師として赴任。
1日目、クラスにイジメっ子が2人いることを知り、要注意と肝に銘じた。
2日目、雨のため、体育は体育館でドッジボールをやることにした。
が、体育館に行ってみると、中に死体があった。
それは同僚の浜口教諭だった……
「おれ」を主人公にしたジュブナイル・ミステリの短編6つと、小学5年の小林竜太を主人公にした短編2つを収録した短編集で、上記は一つ目の『6×3』。

東野圭吾氏の本はこれが54冊目。
『おれは非情勤』は学習研究社の月刊誌『5年の学習』『6年の学習』に掲載された。
タイトルが「非常勤」でなく、「非情勤」になっていることからもわかる通り、ハードボイルドのスタイルで描かれている。
だから、主人公も名前のない「おれ」。
子ども向けなのに、この遊び心がすばらしい。
中身も一つ一つにちゃんと仕掛けがあり、大人の僕も楽しめた。
さすが、東野さん。

キャラメルボックス2016クリスマスツアー『ゴールデンスランバー』の稽古21日目。
今日から外の広い稽古場で、まずは頭から最後まで、転換の稽古。
「あみだ」を動かすところをすべておさらいしました。
そして、18時より、第一回通し稽古。
脚本を1,5ページ、カットしたところ、上演時間は一昨日より1分半縮んで、2時間4分半。
今日は衣裳付きで、映像も仮のものですか、すべて映しました。
終了後は、照明プランナーの黒尾芳昭さん、オペレーターの勝本英志さんと、照明打合せ。
黒尾さんから、きっかけが300を越えると聞いて、ビックリ。
300と言ったら、いつもの公演の倍です。
シーンの数が多いので、ある程度は覚悟していたのですが、まさかここまでとは。
やっぱり、この芝居、いつものキャラメルボックスとはちょっと違います。
今までやったことのない、新しい芝居を目指して、明日も頑張ります。

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右岸(下) [本]

11月24日(木)
辻仁成『右岸(下)』(集英社)読了。

右岸〈下〉 (集英社文庫)

右岸〈下〉 (集英社文庫)

  • 作者: 辻 仁成
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/02/17
  • メディア: 文庫


祖父江九はパリへ渡り、寿司屋で働き始める。
そこで、イギリス人と日本人の混血のネネと出会い、結ばれる。
二人の間に、男の子・阿弥が生まれる。
ところが、ネネは交通事故で死亡し、一緒にいたはずの阿弥は行方不明。
ショックを受けた九は道路に飛び出し、車に撥ねられ、重傷を負う。
目覚めた時、九は記憶を失っていた……。

超能力者を主人公にした、波瀾万丈の物語。
下巻では、江戸時代の僧侶の守護霊まで出てきて、九に道を示す。
江國香織氏の『左岸』は大河ロマンだったが、こちらはもはや伝奇小説と言っていい感じ。
ここまでやるかと驚いた。

僕がむかし見た芝居』第57回
1983年6月25日、第三舞台『リレイヤー』(大隈講堂裏仮設テント)
第三舞台の第六回公演は、作風が大きく変わったように感じられた。
これまではSF的な設定が多かったが、今回は題材が「契約妻」になり、現実的になったのだ。
男同士のキスシーンまであって、ちょっとビックリ。
こっちの方向に進むのかなと、ちょっと心配になった。

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ビリディアナ [映画]

11月23日(水)
ルイス・ブニュエル監督『ビリディアナ』(1961年)レンタルDVDで鑑賞。

ビリディアナ  HDマスター [DVD]

ビリディアナ  HDマスター [DVD]

  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • メディア: DVD


スペイン。
ビリディアナ(シルヴィア・ピネル)は修道院入りを間近に控えていたが、院長から学費を出してくれた伯父に挨拶に行けと命じられる。
伯父ハイメ(フェルナンド・レイ)は田舎の大きな邸宅に住んでいた。
ハイメは、ビリディアナが亡くなった妻と瓜二つであることを知り、彼女に求婚するが、すげなく断られてしまう。
諦めきれないハイメは、メイドに命じて、ビリディアナに薬を飲ませ、犯そうとするが……。

カンヌ映画祭パルムドール受賞作。
しかし、テーマがキリスト教の否定で、当時はセンセーショナルだったかもしれないが、今見るといかにも古い。
ビリディアナはハイメが死んだ後、修道院入りを諦め、邸宅の離れでホームレスの人々と暮らし始める。
その人々が、ビリディアナの留守中に屋敷に入り、どんちゃん騒ぎを繰り広げるのだが、一瞬、全員の動きが止まり、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』とそっくりな絵になる。
公開当時、ヴァチカンはこの映画に激怒したらしいが、この一瞬の遊び心はすばらしいと思った。

今日は妻、大学1年の娘と、乃木坂の国立新美術館へ行き、『ダリ展』を見てきました。
14時頃に到着したのですが、長蛇の列ができていて、なんと30分待ち。
やっと入っても、中は大変な混雑で、鑑賞はすべて他のお客さんの頭越し。
しかし、展示品の数は豊富で、とても楽しむことができました。
特に、サルバトール・ダリが舞台に関わった際に描いた、美術と衣裳のイメージ画がとてもおもしろかった。
それから、ダリは学生時代、映画監督のルイス・ブニュエルと仲がよく、ブニュエルの肖像画もありました。
これを見れば、ダリのすべてがわかる!
『ダリ展』は12月12日までです。

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