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季刊高校演劇226号 [本]

1月23日(火)
黒羽英二他編『季刊高校演劇226号』(高校演劇劇作研究会)読了。

2014年度高校演劇コンクール全国大会で上演された12の脚本を収録。
印象に残ったのは、久留米大学付設高校演劇部『女子高生』、いぐりんとその仲間達『志望理由書』。
『志望理由書』は、三谷幸喜『笑いの大学』を上手にアレンジ。
登場人物を女子高校生と進路指導部教員に置き換えて、楽しいコメディに仕立て上げた。
ここまで変えれば、もうパクリとは言えない。
プロの優れた脚本を参考にするとは、実にうまい手だと思った。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古18日目。
11・12場を復習した後、9~12場を通しました
そして、1・2場を復習した後、3~5場を通し、さらに3~6場を通しました。
全体の半分が野球の試合なのですが、試合中は会話が少ない。
一人一人が心中独白を口にします。
だから、セリフが覚えにくい。
小返しのたびに、誰かが忘れる。
死に間が空き、緊張感が途切れ、ドラマが盛り上がらない。
しかし、最後の3~6場の通しはさすがにミスが減り、盛り上がりました。
何度も繰り返して、ミスを減らしていくしかない。
野球を題材にした芝居は本当に難しいです。
頑張ります。
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ガール・オン・ザ・トレイン(上) [本]

1月22日(月)
ポーラ・ホーキンズ『ガール・オン・ザ・トレイン(上)』(講談社文庫)読了。

ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫)

ガール・オン・ザ・トレイン(上) (講談社文庫)

  • 作者: ポーラ・ホーキンズ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/10/15
  • メディア: 文庫


イギリス。
レイチェル・ワトソンはアルコール中毒が原因で、夫と離婚し、友人キャシーの家に居候中。
勤めていた広告代理店もクビになったが、キャシーには言えない。
毎朝、会社に出勤するふりをして家を出て、電車に乗る。
途中、電車の速度が落ちる場所の線路脇の家に住んでいる若い夫婦に関心を持つ。
彼らにジェイソン、ジェスと名前をつけ、勝手に暮らしを想像する。
ところがある朝、ジェスがジェイソンとは別の男とキスする姿を目撃してしまう……。

ポーラ・ホーキンズは1972生まれのジャーナリストで、この小説で作家デビューを果たした。
しかし、主人公がアル中の女性で、別れた夫に未練タラタラで、ストーカーまがいの行動をするため、全く感情移入できない。
読みづらい。
視点人物が他に2人いるため、何とか読み通すことができたが。
裏表紙の紹介文に「サイコスリラーの傑作」とあるので、下巻に期待したい。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古17日目。
6・7・8・9・10場の復習をしました。
雪がひどくなってきたため、1830で稽古は切り上げ。
音楽担当のジャッキー池田さんが1800に稽古に見学に来る予定でしたが、雪で到着せず。
稽古終了後、音楽打合せをすることになっていたので、少し待ったのですが、ここで待っていたら帰れなくなることに気づき、急遽、都心で待ち合わせ。
なんと、ある駅の駅前のカラオケボックスで打合せをしました。
僕はカラオケが嫌いなので、カラオケボックスに入ったのは生まれて初めて。
でも、歌わず。
終了後、帰途についたのですが、途中、高田馬場の西武新宿線のホームで、足止め。
寒風の中、ホームで1時間立ち続けて、電車を待ちました。
いやあ、実に寒かった。
こんなに辛い思いをするのは、東北の震災の日の帰り以来。
2200すぎに何とか無事に帰宅しました。

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OUT OF CONTROL [本]

1月21日(日)
冲方丁『OUT OF CONTROL』(ハヤカワ文庫)読了。

OUT OF CONTROL (ハヤカワ文庫JA)

OUT OF CONTROL (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 冲方 丁
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/07/20
  • メディア: 文庫


冲方丁の短編7つを収録した短編集。

SF、ホラー、歴史小説と、バラエティに富んだ短編集。
傑作『天地明察』のもとになった短編『日本改暦事情』が一番おもしろかった。

10時から新中野の稽古場で、キャラメルボックス俳優オーディションの第一次審査。
履歴書と作文を読みまくり、結果の通知を作りまくりました。
14時から池袋のアウルスポットで、ワンツーワークス&StoneCrabs『アスファルト・キス』を観劇。
プロデューサー・翻訳・演出助手が白坂恵都子で、畑中智行と小林春世が出演していたのです。
1950年代のブラジルを舞台にした人間ドラマで、脚本はネルソン・ロドリゲス、演出はフランコ・フィギュレド。
フランコ氏は白坂がロンドン留学中に知り合った演出家で、白坂のコーディネートで、日本で何度もワークショップをしています。
場所はいつもキャラメルボックスの稽古場。
僕も一度、ご挨拶をしたことがあります。
『アスファルト・キス』の脚本は普通の会話劇ですが、フランコ氏が様々なステージングの工夫をして、見て楽しめるものにしていました。
妻と2人で行ったのですが、キャラメルボックスのメンバーもたくさん来ていました。
今日が千秋楽でした。
19時から座・高円寺で、虚構の劇団『もうひとつの地球の歩き方』を観劇。
一色洋平君が出演していたのです。
一色君の役は明らかな当て書きで、持ち前の身体能力をフルに発揮して、非常に楽しい役作りをしていました。
終演後、客出しでロビーに出てきた一色君に挨拶し、帰途につきました。
東京公演は1月28日(日)までで、その後、大阪・愛媛でやった後、帰京して、東京芸術劇場シアターウエストで凱旋公演を行います。

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季刊高校演劇221号 [本]

1月20日(土)
黒羽英二他編『季刊高校演劇221号』(高校演劇劇作研究会)読了。

2013年度高校演劇コンクール全国大会で上演された10本の脚本を収録。
印象に残ったのは、羽場小百合+丸子修学館高校演劇部『K』、趙清香『ROCK U!』、美和忍『桶屋はどうなる』。
『K』はフランツ・カフカの人生と、彼の3つの小説を構成したもので、高校生がこれだけのものを作ったのは凄いと思ったが、時折出てくるシモネタに辟易した。
『ROCK U!』は在日朝鮮人の高校生を主人公にした、意欲的な作品。
差別問題を絵空事でなく、現実の高校生の生活の中で描こうした点がすばらしいと思った。

10時より、北千住シアター1010のドラマ・リーディング教室の2回目のレッスン。
最初に30分間、発声練習をした後、テキストの太宰治『新釈諸国噺/貧の意地』『走れメロス』を読みました。
ダメ出しをすると、すぐによくなるので、うれしかった。
次回が楽しみです。
12時に終了すると、大急ぎで、アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古場へ。
稽古16日目。
まずは、1330から、衣裳合わせ。
と言っても、ほとんどが野球のユニフォームなので、僕の仕事は確認のみ。
1時間で問題なく終了。
その後はダンスの復習、11・12場の動きつけ、7~12場の通し。
7・8場はバタバタしてひどい出来でしたが、9場以降は尻上がりによくなった。
上演時間は64分24秒。
1~6場が73分26秒だったので、トータルで約138分、2時間18分。
しかし、ミスがなくなり、間がよくなれば、5分の短縮は可能だと思いました。
当面の目標は2時間10分を切ること。
明後日から、さらに頑張ります!

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マザーズ・デイ [映画]

1月19日(金)
ゲイリー・マーシャル監督『マザーズ・デイ』(2016年)WOWOWで鑑賞。

マザーズ・デイ [DVD]

マザーズ・デイ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


アメリカ、母の日の数日前。
サンディ(ジェニファー・アニストン)は夫と離婚して、二人の息子と暮らしている。
その元夫が若いモデルと再婚したと聞いて、大ショック!
ジェシー(ケイト・ハドソン)は、インド人男性と結婚して、二児を産んだが、差別主義者の両親には秘密にしていた。
ジェシーの隣の家に住む姉は同性愛者で、女性と同棲していた。
そこへ突然、両親が押しかけてきた!
ブラッドリー(ジェイソン・サダイキス)はスポーツジムの経営者で、1年前に妻を亡くし、娘2人と暮らしている。
妻の死のショックから立ち直れず、娘たちは反発する……。

『バレンタインデー』『ニューイヤーズ・イブ』に続く、ゲイリー・マーシャル監督の群像劇。
『ラブ・アクチュアリー』ほどの傑作ではないが、そこそこ楽しめるシリーズ。
しかし、前2作よりやや落ちた気が。
通販会社の女社長役で、ジュリア・ロバーツが出演しているが、設定があまりにも善人すぎて、興ざめした。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古15日目。
今日から新しい稽古場で、舞台装置を立てて、稽古しました。
稽古場の形が鍵型になっているので、サンシャイン劇場の舞台がすべて取れず、装置は完全ではありませんが、それでも何もないところにビニールテープを貼って稽古するより、断然イメージが掴める。
床面が八百屋なので、それに慣れることもできる。
まさにいいことづくめ。
稽古は、ミズノの方がいらして、野球の試合のシーンの監修をしてくださいました。
専門家のアドバイスはやっぱりとても役に立つ。
役者たちも次々と質問をしていました。
明日は衣裳合わせ。
本番初日が刻々と迫ってきています。
頑張るど!

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呪われた腕 [本]

1月19日(金)
トマス・ハーディ『呪われた腕』(新潮文庫)読了。

呪われた腕: ハーディ傑作選 (新潮文庫)

呪われた腕: ハーディ傑作選 (新潮文庫)

  • 作者: トマス ハーディ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/04/28
  • メディア: 文庫


19世紀、イギリスのヘイヴンプール・タウン。
ある日、町に沿岸航路の小船の船主兼船長のシェイドラック・ジョリフがやってくる。
ジョリフはこの町の出身で、数年ぶりに帰ってきたのだ。
町娘のエミリー・ハミングとジョアンナ・ヒッパードは仲のよい友達だったが、同時にジョリフに惹かれてしまう。
やがて、ジョリフはエミリーと付き合い出した。
すぐに、ジョアンナがジョリフを横取りした。
しかし、ジョアンナは、エミリーが落ち込んでいると聞き、ジョリフを返すことにする。
ジョアンナがエミリーの家に行くと、ジョリフが来て、エミリーに「ジョアンナを別れて君を選ぶ」と言った。
ジョアンナはジョリフを絶対に返すまいと思った……。
短編8つを収録した短編集で、上記は一つ目の『妻ゆえに』。

村上柴田翻訳堂の一冊。
トマス・ハーディは1840年にイギリス南部のドーセット州で生まれた。
19世紀ヴィクトリア朝後期のイギリス文学を代表する作家の一人。
代表作は『帰郷』『カスターブリッジの市長』『テス』『日陰者ジュード』など。
1928年に88歳で死去。
たとえば『妻ゆえに』は1891年に発表された作品で、今から127年も前に書かれたわけだから、当然古臭い。
ストーリー重視で、恋愛・結婚重視で、運命に翻弄される人々を描く。
巻末の対談で村上春樹氏が言っているように、たびたび(都合のよい)偶然によって、物語が展開する。
が、物語としてのおもしろさは確実にあって、ついつい「この先、どうなるんだろう?」と思わされてしまう。
一番気に入ったのは、表題作の『呪われた腕』。
クライマックスは度肝を抜かれた。
これは1888年の作品だが、130年経っても読まれ続ける理由がよくわかった。
お薦めです。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』、今日から新しい稽古場に移動です。
それがなんと、昨日までの稽古場よりもっと遠い。
通勤が大変です。
が、今度の稽古場では、舞台装置が組んでもらえる。
今日は朝から立て込みをしているはずです。
なので、稽古は夕方から。
やっぱり、本物の舞台装置で稽古できるのはうれしい。
残り9日、精一杯頑張ります。

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季刊高校演劇216号 [本]

1月18日(木)
黒羽英二他編『季刊高校演劇216号』(高校演劇劇作研究会)読了。

2012年度高校演劇コンクール全国大会で上演された脚本12作を収録。
印象に残ったのは、タカハシナオコ『日の丸水産』、亀尾佳宏『ヤマタノオロチ伝』、畑澤聖悟『もしイタ』。
畑澤氏の作品を読むのはこれが5作目だが、一番おもしろいと思った。
他の4作よりエンタメ性が強いが、その分、「今の学校の問題を取り上げました」と言いたげなアザトサが薄くなった。
しかし、この本で僕が一番気に入ったのは、『日の丸水産』だった。
主人公・光子の語りが抜群におもしろく、語り好きな僕としては大いに刺激を受けた。

アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古14日目。
13時から、ダンス振付の3回目。
最初の1時間で、ついにオープニング・ダンスが完成しました!
とにかく無茶苦茶カッコいいので、お客さんはきっと喜んでくださると思います。
続く1時間で、カーテンコール・ダンスも完成!
オープニング・ダンスのアレンジなので、わずか1時間でできたのです。
まさか、今日二つとも完成するとは思ってなかった。
川崎悦子先生には、感謝感激雨あられです。
その後は、9・10場の動きつけ。
そして、前半カットした部分の動きの修正。
台本を4ページ分、カットしたので、5分は短くなったと思います。
でも、まだまだ足りない。
後半もばんばんカットして、少しでも2時間に近づけたい。
頑張ります。

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ビッグ・ドライバー [本]

1月17日(水)
スティーヴン・キング『ビッグ・ドライバー』(文春文庫)読了。

ビッグ・ドライバー (文春文庫)

ビッグ・ドライバー (文春文庫)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/04/10
  • メディア: ペーパーバック


アメリカ、コネティカット州。
テスは30代後半で独身のミステリ作家。
ある日、隣の州の図書館に招かれ、講演会を行った。
図書館長のラモーナから近道を聞き、車でその道を帰ると、途中で道路に木片がばらまかれていた。
木片についていた釘でタイヤがパンク。
そこへ、トラックがやってきて、巨大な男が降りてくる。
男はテスに襲いかかった……。
ミステリ中編2編を収録した本で、上記は表題作の『ビッグ・ドライバー』。

アメリカで2010年に出版された本。
タイトルは『FULL DARK,NO STARS』で、4編の中編を収録していたが、文春文庫はこれを『1922』と『ビッグ・ドライバー』の2冊に分けて出版した。
『ビッグ・ドライバー』には他に『素晴しき結婚生活』が収録されている。
2作とも物凄いおもしろさで、一気に読めた。
スティーヴン・キングは描写が執拗なので、長編だとなかなか話が進まないのがもどかしく感じられるが、中編ならばその心配はナシ。
思えば、『スタンド・バイ・ミー』も『刑務所のリタ・ヘイワース』も中編だった。
ひょっとして中編向きの作家なのか?

今日も11時より新中野の劇団事務所で行われた会議に出席してから、アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古場へ。
稽古13日目。
まずは1~6場を通しました。
なんと、上演時間は73分!
単純計算で、1~12場は146分、2時間26分になってしまう!
ま、ま、まずい!
これから早急に対策を考えます。
その後は、7・8場の動きつけ。
稽古の進みはきわめて順調ですが、とにかく上演時間を短くしないと。
頑張ります!

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新正体不明 [本]

1月16日(火)
赤瀬川原平『新正体不明』(東京書籍)読了。

新 正体不明

新 正体不明

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本


画家・赤瀬川原平が、路上で発見した様々なアートを写真で紹介する。

僕にとって、赤瀬川原平氏と言えば、「トマソン」。
「純粋階段」や「無用門」など、路上に出現した不思議な建築物を「トマソン」と名づけ、写真で紹介する運動を推進。
1985年に『超芸術トマソン』をという本を出版し、ベストセラーになった。
『新正体不明』はその延長線上の本で、建築物に限らず、様々な不思議なものを紹介する。
僕も最近、携帯電話で写真を撮り始めたので、道を歩きながら、不思議なものを探したいと思う。

11時より、新中野の劇団事務所で会議。
13時より、アルテメイト・プロデュース『おおきく振りかぶって』の稽古12日目。
稽古は全部で23日間なので、今日がちょうど中日。
2・3・4場の復習と5・6場の動き付けをやりました。
昨日の4場に続いて、5・6場もおもしろくなってきました。
稽古終了後は、稽古場で第二回親睦会。
立食形式で、ビールを飲みながら、いっぱい話をしました。
「河合和己」役の加藤潤一君が、僕の著作『成井豊のワークショップ』を持ってきてくれました。
高校時代に買ったそうで、中にはラインマーカーがビッシリ引かれていました。
うれしかった!
クロムモリブデンの森下亮君、鹿殺しの丸尾丸一郎君、空想組曲のほさかよう君、柿喰う客の玉置玲央君、少年社中の毛利亘宏君など、演劇界の30代前半から40代前半には、高校時代にキャラメルボックスの公演を見たり、僕の脚本をやったりした人たちがたくさんいる。
32年続けてきて、本当によかったと思います。
56歳になった今も、僕が健在であることを、『おおきく振りかぶって』で示したいと思います。
頑張ります。

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ブルータスの心臓 [本]

1月16日(火)
東野圭吾『ブルータスの心臓』(光文社文庫)読了。

ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)

ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1993/08/01
  • メディア: 文庫


末永拓也はMM重工で人口知能ロボットの開発を行っている。
オーナーの娘・星子の花婿候補の一人に選ばれたが、そこで問題が起こる。
恋人の雨宮康子が妊娠したのだ。
康子には他にも男がいるので、父親が誰かはわからないが、産むと言う。
そして、出産後、血液検査をして、拓也が父親だったら、養育費を要求すると言う。
数日後、MM重工の重役で、星子の兄の仁科直樹に呼び出される。
そこには同僚の橋本敦司もいた。
仁科の話によれば、3人は星子のお腹の子の父親候補。
仁科は拓也と橋本に、星子殺害をもちかけた……。

東野圭吾氏の本はこれが63冊目。
1989年の出版で、もう29年も前の本だが、いやあ、おもしろいおもしろい!
波瀾万丈の展開で、次がどうなるか気になって、一気に読了した。
3人の計画は死体のリレー。
仁科が康子を大阪で殺し、車で名古屋まで運び、拓也に渡して、大阪に帰る。
拓也は厚木まで運び、橋本に渡して、名古屋に帰る。
橋本は死体を康子の家に運ぶ。
拓也と橋本は殺害時間にアリバイがあり、仁科は大阪にいて、厚木に行く時間はない。
3人が協力しているとバレない限り、アリバイが成立するのだ!
こりゃ凄い計画だと感心したが、なんと、うまく行かない。
拓也が橋本に死体を渡そうとした時、死体を包んでいた毛布をめくれ、中身が仁科であることに気づくのだ。
これって一体どういうこと?
続きはぜひとも本で読むべし。
お薦めです。

第3回神奈川かもめ短編演劇祭が1月25日から28日まで、KAAT神奈川芸術劇場で開催されます。
僕は去年に引き続いて、審査員をやります。
上演は8団体が4ずつ、ABブロックに分かれ、4日間で3ステージずつ行います。
最終日の28日(日)は1200からAブロック、1430からBブロックが上演し、1630から公開審査会。
僕はこの日に両ブロックを見て、審査会に出ます。
審査員は他に、脚本家の伴一彦さん、俳優・演出家のラサール石井さん、演出家の松本祐子さん、そして、柿喰う客の中屋敷法仁さん。
どんな芝居が見られるか、どんな審査会になるか、とても楽しみです。
皆様のご来場を心からお待ちしています。

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