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下り坂をそろそろと下る [本]

4月22日(土)
平田オリザ『下り坂をそろそろと下る』(講談社現代新書)読了。

下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)

下り坂をそろそろと下る (講談社現代新書)

  • 作者: 平田 オリザ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/04/13
  • メディア: 新書


劇作家・演出家の平田オリザが、日本の現在と未来を語る。

平田氏が関わった、地方都市の演劇による活性化の数々。
小豆島、兵庫県豊岡市、香川県善通寺などなど。
地方都市の過疎化は、その都市がつまらないのが原因。
おもしろくするために、演劇は有効。
この考え方は、演劇人の僕には非常にうれしい。
タイトルは悲観的だが、元気の出る本。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古24日目。
昨日の第三回通し稽古のダメ出し、抜き稽古の後、1~3場、4~6場を復習して、18時より第四回通し稽古。
昨日より格段によくなり、これならお客さんにお見せできる、楽しんでいただけるというレベルに、ついに到達しました!
しかし、上演時間はさらに伸びて、2時間6分弱。
2時間を切るのはもはや難しいようです。
が、ダメ出しで役者たちに、より快調なテンポで、とお願いしました。
明日はとうとう稽古最終日。
1分でも2分でも、短くなるといいなあ。

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湿地 [本]

4月21日(金)
アーナルデュル・インドリダソン『湿地』(創元推理文庫)読了

湿地 (創元推理文庫)

湿地 (創元推理文庫)

  • 作者: アーナルデュル・インドリダソン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2015/05/29
  • メディア: 文庫


11月、アイスランド、レイキャヴィク。
湿地にある建物の地階で、老人の他殺死体が発見された。
老人は灰皿で頭を殴られて死亡、死体の上には、三つの単語が書かれた紙が置かれていた。
レイキャヴィク警察犯罪捜査官のエーレンデュルは、部下のエリンボルク、シグルデュル・オーリとともに捜査を開始する。
ある夜、エーレンデュルのアパートに、離婚した妻と暮らしていた娘エヴァ=リンドが転がり込んでくる。
麻薬中毒のエヴァはしきりに金をねだる……。

アーナルデュル・インドリダソンは1961年生まれで、僕と同い年。
父親は高名な作家で、アイスランド大学を卒業後、新聞記者を経て、映画評論家となり、36歳て作家デビュー。
デビュー作はエーレンデュルを主人公としたシリーズの第一作で、『湿地』はシリーズ第三作。
この作品で、イギリスのCWAゴールドダガー賞を受賞し、世界的な作家となった。
アイスランドは北海道と四国を足した面積の島に、33万人が住む、小さな国。
晴れの日が少なく、たまに晴れると、商店主は店先に「晴天休業」の札を出して、日光浴に出かけるらしい。
このローカル色がとてもおもしろいのだが、ミステリとしての完成度も高く、文章も読みやすく、思わぬ掘り出し物だと思った。
他の本もぜひ読んでみたい。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古23日目。
昨日の第二回通し稽古のダメ出しと抜き稽古をした後、17時から第三回通し稽古。
川崎悦子先生が見に来てくださって、終わった後、ダンスの修正が入りました。
盆が回るのを見て、いろいろ思いついたとのこと。
おかけで格段におもしろくなりました。
が、役者たちにはみっちり稽古してもらわないと。
上演時間は若干短くなりましたが、それでもまだ2時間5分ちょっと。
もっと短くなるよう、明日も頑張ります。

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血と暴力の国 [本]

4月20日(木)
コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』(扶桑社ミステリー)読了。

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: コーマック・マッカーシー
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/08/28
  • メディア: 文庫


アメリカ。
ルウェリン・モスはベトナム帰還兵で、趣味はハンティング。
ある日、メキシコとの国境近くの荒れ地で、車3台と数人の男の死体を発見する。
麻薬の取引で撃ち合いが起きたらしい。
一人はまだ生きていたが、モスは救助せず、現金240万ドルが入ったカバンを持ち去る。
麻薬組織に雇われた殺し屋アントン・シュガーは、モスの後を追う。
冷酷無比なシュガーは、関係者を次々と殺していく……。

コーエン兄弟監督の映画『ノーカントリー』の原作。
原題は『NO COUNTRY FOR OLD MEN』で、直訳すれば、「老人が住む国にあらず』。
コーマック・マッカーシーは純文学の作家で、『すべての美しい馬』が全米でベストセラーになったが、この小説でクライム・ノヴェルに挑戦し、大きな話題になった。
純文学の作家なので、エンタメ性は薄いが、アメリカの現代社会を鋭く描いて、読ませる。
映画を見ていたおかげで、理解しやすかった。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古22日目。
7~14場の復習をした後、第二回通し稽古。
昨日欠席した碓井将大君が来たので、全員揃って初めての通しでした。
しかも初の衣裳付き。
全体的な質は昨日より上がったのですが、タイムは30秒弱伸びてしまいました。
うーん、残念。
明日は絶対、短縮するぞ!

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はじまりは国芳 [本]

4月19日(水)
柏木智雄+内山淳子+片多祐子『はじまりは国芳』(大修館書店)読了。

はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ

はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ

  • 作者: 柏木 智雄
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2012/11/15
  • メディア: 大型本


江戸末期、武者絵で一世を風靡した歌川国芳とその弟子たちの作品を紹介する。

2012年11月から2013年1月にかけて、横浜美術館で開催された歌川国芳の展覧会に合わせて作られた本。
歌川国芳、その弟子の歌川芳年、河鍋暁斎、五姓田芳柳、芳年の弟子の水野年方、年方の弟子の鏑木清方、清方の弟子の川瀬巴水、伊東深水らの作品を紹介する。
時代が進むに従って、西洋画の影響を受けて、絵が現実的・写実的になっていくのがおもしろい。
が、最もインパクトがあるのは、やはり国芳。
次いで、鏑木清方、川瀬巴水が気に入った。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古21日目。
1~8場を復習して、18時より第一回通し稽古。
碓井将大君が欠席だったのですが、場面ごとに岡田達也や元木諒が代役をして、何とか通しました。
やはり、通すと格段によくなる。
特に、深川麻衣さんが、今まで見たことのない表情をいろいろしていて、大きく進化しました。
上演時間は2時間05分ちょっと。
予想通りのタイムでしたが、まだまだ無駄な間があるので、あと3分は短縮できるのではないかと思いました。
明日はもっとよくしたい。
頑張りますです。

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もっと知りたいダ・ヴィンチ [本]

4月18日(火)
裾分一弘『もっと知りたいダ・ヴィンチ』(東京美術)読了。

もっと知りたいレオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいレオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 裾分 一弘(監修)
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2006/05/30
  • メディア: 単行本


15世紀のイタリアの画家、レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯と作品を解説する。

イタリア・ルネサンスの三大巨匠は、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロの3人。
歳は、レオナルドの23歳下がミケランジェロ、ミケランジェロの8歳下がラファエロ。
レオナルドとラファエロの関係は良好だったが、レオナルドとミケランジェロは仲が悪かった。
原因はミケランジェロの狷介な性格にあったようだ。
彫刻至上主義で、絵画を下に見たのも、よくなかった。
道端でレオナルドを罵倒したこともあったらしい。
レオナルドは黙ったまま耐えた。
レオナルドが日本で評判いいのも、こういうところに理由があるのかもしれない。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古20日目。
7~14場を1場ずつ復習しました。
その後、カーテンコールの練習。
今回はキャラメルボックスの公演ではないので、役者はしゃべりません。
礼だけして、去ります。
ちなみに、キャラメルボックス恒例の、前説もありません。
開演前の気合入れもやりません。
たまにはこういうのもいいのではないかしら。
明日はいよいよ第一回通し稽古。
稽古は十分にしてきたので、きっとうまく行くと思います。
役者たちの健闘に期待します。

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バベル九朔 [本]

4月17日(月)
万城目学『バベル九朔』(角川書店)読了。

バベル九朔

バベル九朔

  • 作者: 万城目 学
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/03/19
  • メディア: 単行本


「俺」は線路沿いのテナントビル「バベル九朔」の管理人。
このビルを建てた、九朔(きゅうさく)満男の孫だ。
祖父の死後、母がビルを相続。
「俺」は大手企業に勤めていたが、小説家を目指して退社し、ビルの5階に勝手に住み込み、勝手に管理人を始めた。
ある日、ビルの階段で、黒ずくめの服を着たサングラスの女の胸の谷間に心を奪われる。
翌日、ビルの各階のテナントが、窃盗グループに襲われたことがわかる。
あの女は窃盗グループの一味なのか?

万城目学氏の本はこれが10冊目。
「俺」はカラスに追われて異世界に行き、帰ってくる。
まさに「行きて帰りし物語」で、正統派のファンタジーだが、非現実的な仕掛けが難しく、読後がすっきりしない。
小説家を目指す管理人というのは、万城目氏の実体験らしい。
そのせいか、現実の部分はとても楽しめた。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古19日目。
今日から広い稽古場で、舞台装置を組んで、稽古。
朝から舞台監督の矢島健さん、小道具の高庄優子さん、音響の早川毅さん、演出助手の白井直、キャラメルボックス男優陣の岡田達也、関根翔太、山崎雄也、元木諒、そして、出演していないキャラメルボックスの若手男優陣の竹鼻優太、矢野聖、島野知也らが仕込んでくれました。
そして、1630から、1場1回ずつ稽古。
立ち位置や導線を細かく修正していきました。
やっぱり、実際の装置を使って稽古すると、いろいろな発見があります。
今日は6場まで終了。
通し稽古がいよいよ近づいてきました。

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絵本作家ガブリエル・バンサン [本]

4月16日(日)
今江祥智+BL出版・編集部『絵本作家ガブリエル・バンサン』(BL出版)読了。

絵本作家ガブリエル・バンサン

絵本作家ガブリエル・バンサン

  • 作者: 今江 祥智
  • 出版社/メーカー: BL出版
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本


ベルギーの絵本作家ガブリエル・バンサンの作品を紹介する。

『アンジュール/ある犬の物語』という絵本が大好きだ。
車から投げ捨てられた犬が、車を追いかけ、諦め、街をさまよい、人に追われ、最後に一人の少年と出会うまでを描く。
絵だけで、言葉は一切ない。
絵も粗いデッサンで、最小限の線しか描かれていない。
それなのに、いや、それだからこそ、胸を打たれる。
ガブリエル・バンサンは1928年、ブリュッセルの生まれで、本名はモニック・マルタン。
ブリュッセル美術アカデミーを卒業し、画家となる。
1981年、『くまのアーネストおじさん』シリーズの一作目『かえってきたおにんぎょう』で、ガブリエル・バンサンという名前で絵本作家としてデビュー。その時、53歳。
1982年、『アンジュール/ある犬の物語』を出版。
1987年、『セレスティーヌ/アーネストとの出会い』を出版。
2000年、永眠。72歳。
2001年、『くまのアーネストおじさん』シリーズの第20巻『セレスティーヌのおいたち』を出版。
本国ベルギーでは芸術的な絵本が売れなくなり、晩年の2作『ナビル/ある少年の物語』『ヴァイオリニスト』は日本だけで出版された。
ベルギーより日本で愛された絵本作家。
その理由は、極力描かない絵だろう。
我々日本人はそこに、俳句や短歌の省略の美を感じる。
バンサンは日本の水墨画の影響を受けたらしい。
『アンジュール/ある犬の物語』は一人でも多くの人に読んでほしい。
マイ・ベスト・絵本です。

キャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の脚本、11場を執筆中です。
昼間、家族4人でYモバイルのショップへ行き、スマホを買い換えてきました。
4年前に買ったソフトバンクの契約が切れるので、買い換えようと娘が言い、いろいろ調べて、Yモバイルに決めてくれました。
僕と妻はほとんど使わないので、なるべく安いものにしてくれたようです。
スマホの機種は、僕と妻はiPHONE5S。
大分前の機種のせいか、低価格でした。
まあ、一日一回「これから帰ります」と家族LINEにメールするだけなので、これで十分。
保険をかけなかったので、落とさないように、大切に使いたいと思います。

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霧ウラル [本]

4月15日(土)
桜木紫乃『霧ウラル』(小学館)読了。

霧 ウラル

霧 ウラル

  • 作者: 桜木 紫乃
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 単行本


昭和35年、北海道根室市。
河之辺珠生(かわのべたまき)は20歳で、喜楽楼の芸者。
資産家の次女として生まれたが、両親に反発して、芸者になった。
ある夜、水産会社の社長・三浦と、運転手・相羽の座敷に呼ばれる。
ハンサムな相羽に一目惚れした珠生は、昼間、彼を待ち伏せして、デートに誘う。
それに気づいた三浦は、相羽に自分の罪をかぶせ、刑務所に入れてしまう。
自首の前日、珠生は相羽に「待っています」と告げる……。

桜木紫乃氏の本はこれが13冊目。
いつも釧路が舞台だが、今回は根室。
帯に、桜木版「ゴッドファーザー」「極道の妻たち」「宗家の三姉妹」とあったが、まさにその通り。
極道の妻になった女の半生を描く。
しかし、話があまりにも急スピードで進み、ダイジェスト版を読んでいるような感じ。
倍の厚さが必要だったのではないかと思う。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古18日目。
石川寛美さんの歌唱指導の2回目。
毎日歌ってきた甲斐があって、とてもキレイなハーモニーになってきました。
その後は、12~14場を復習し、1~7場、8~11場を通しました。
予想通りミスが多く、テンポが崩れがち。
トータルで2時間5分ぐらいのペースでした。
これを何とか2時間に持っていきたい。
明後日から、いよいよ稽古最終週。
広い稽古場に移って、ブラッシュアップに努めたいと思います。
やるぞやるぞやるぞ!

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もっと知りたい歌川広重 [本]

4月14日(金)
内藤正人『もっと知りたい歌川広重』(東京美術)読了。

もっと知りたい歌川広重―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたい歌川広重―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 内藤 正人
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2007/06/30
  • メディア: 単行本


江戸時代の絵師・歌川広重の生涯と作品を解説する。

歌川広重は1797年、三十俵二人扶持の定火消同心・安藤源右衛門の息子として、江戸で生まれる。
幼名は徳太郎。
13歳で父の跡を継ぐ。
16歳で歌川豊広に入門し、歌川広重の名を得る。
27歳で、定火消同心職を親戚に譲る。
1831年、『東都名所』刊行開始。
1833年、『東海道五拾三次』刊行開始、大人気となる。
1835年、『木曽街道六拾九次』刊行開始。
1856年、『名所江戸百景』刊行開始。
1858年、病没、享年62歳。
16歳で絵師となり、20年の雌伏を経て、『東海道五拾三次』でようやく世に出た苦労人。
江戸の庶民は、ダイナミックな葛飾北斎より、端正で穏やかな広重を愛した。
広重は写実重視で、西洋画の遠近法もしっかりマスターしている。
風景画が有名だが、花鳥画も人気があった。
代表作は『東海道五拾三次』だが、江戸を愛し、箱根より西には行ったことがなかったらしい。
本人は、『名所江戸百景』こそ代表作と思っていたに違いない。
日本を代表する画家はやはり北斎だが、二人目を選ぶなら、やはりこの広重ということになるだろう。
永谷園のオマケの復活はまさに快挙。
広重の絵は、日本の財産だと思う。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古17日目。
6~12場の復習をした後、19時から衣裳合わせ。
スタイリストは、キャラメルボックスでいつもお世話になっている、花谷律子さん。
深川麻衣さんは古風な学生服で、とっても可憐。
霧矢大夢さんは白を基調とした衣裳で、とっても端正。
最も着替えが多いのが、4役を演じる深谷由梨香さん。
10代から40代まで、いろんな役を演じるので、着替えが大変。
高校の制服を着た時はちょっと心配そうな顔をしていましたが、ちゃんとカワイイ女子高生に見えました。
岡田達也と粟根まことさんの制服姿は……。
二人のことだから、演技でちゃんと高校生に見せてくれることでしょう!
乞ご期待!

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拳の先 [本]

4月13日(木)
角田光代『拳の先』(文藝春秋)読了。

拳の先

拳の先

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/03/10
  • メディア: 単行本


東京。
那波田空也(なわたくうや)は轟出版の編集者。
かつては同社の雑誌「ザ・拳」の編集部にいたが、休刊を機に、元々の希望だった文芸部に移動した。
ある夜、作家の久須田蒼介と飲んだ時、ボクシングの試合に連れていってくれと頼まれる。
空也は数年ぶりに、鉄槌ジムを訪ねる。
以前追いかけていたボクサー、タイガー立花は、日本ライト級チャンピオンの座から転落したものの、同級一位として戦い続けていた…。

角田光代氏の本はこれが76冊目。
『空の拳』の続編。
『空の拳』では、タイガー立花はまだ若く、昇り調子だったが、『拳の先』は30歳を過ぎ、徐々に力を落としていく。
女性の作家がボクシング小説を書くだけでも珍しいのに、ボクサーの落日を描くとは凄い。
しかも、そこに甘さは一片もなく、徹頭徹尾、リアル。
後半が試合のシーンばかりになってしまったのはちょっと残念だったが、読み応え十分だった。
お薦めです。

ナッポス・プロデュース『スキップ』の稽古16日目。
ダンスの振付の3回目。
ついに振付が完成しました!
初演とは全く違う振付で、はるかに難しい。
しかし、センターの霧矢大夢さんがとっても美しく、深川麻衣さんがとっても可憐。
こいつは見応えがありますぜ。
ダンスの後は、頭から復習。
1場、1・2場、2・3場というふうに、しりとり方式で2シーンずつやっていきました。
今日は木村玲衣の演技がガラッと変わり、とてもよくなって、うれしかった。
深川さんの演技も稽古開始の頃よりずっと大きくなって、存在感が出てきました。
今日は5・6場までで終了。
明日の後半が楽しみです。

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