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セント・エルモス・ファイアー [映画]

5月23日(火)
ジョエル・シューマッカー監督『セント・エルモス・ファイアー』(1985年)WOWOWで鑑賞。

セント・エルモス・ファイアー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • メディア: Blu-ray


ワシントンの名門・ジョージタウン大学を卒業した7人の仲間たちが久しぶりに再会する。
ミュージシャン志望のビリー(ロブ・ロウ)とソーシャル・ワーカーのウェンディ(マーク・マクドウェル)が乗った車が事故に遭ったのだ。
弁護士志望のカーボ(エミリオ・エステヴェス)、ジャーナリスト志願のケヴィン(アンドリュー・マッカーシー)、政治家志望のアレックス(ジャド・ネルソン)、建築家志望のレスリー(アリ・シーディ)、銀行に勤めるジュールス(デミ・ムーア)が病院に駆けつける。
その後、7人は、学生時代に通っていたレストラン「セント・エルモ」に行く……。

30年ぶり二度目の鑑賞。
30年前は結構おもしろいと思ったのだが、55歳になった今見ると、いろいろ物足りない部分が目立った。
青春を終わりを描いた、と言えば、カッコいいが、要するに、グループ内で起こる恋愛ゲームなのだ。
30年前はデミ・ムーアが目的で見たが、今回印象に残ったのはアリ・シーディ。
知的で清楚で可愛かった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第16回
劇中でかけた音楽を消す時、一瞬で消すのをカット・アウト、だんだん小さくしていって消すのをフェード・アウトと言います。
若い俳優の中には、セリフの終わりが必ずフェード・アウトになる人がいます。
たぶん、くせなのでしょうね。
そういうしゃべり方をすると、押しつけがましさがなくなり、優しく感じられます。
が、日本語は文末が大事。
日本語は述語が文末にあるので、これを明確に発音しないと、意味がわかりにくくなる。
「あなたはヒトミの体が心配じゃないんですか?」
「あなたはヒトミの体が心配じゃないんですね」
「あなたはヒトミの体が心配じゃないんだ」
文末の数文字を変えることによって、その文全体の意味が疑問、推定、断定と変わっていく。
だから、大切に発音するべきだし、この文末をどういうかが俳優の腕の見せ所でもあるのです。
僕はセリフの終わりがフェード・アウトになる俳優に対して、「文末を落とすな」とダメ出しします。
舞台の演技では、文末は相手にかけるのが基本です。

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処刑の部屋 [映画]

5月21日(日)
市川崑監督『処刑の部屋』(1956年)WOWOWで鑑賞。

処刑の部屋 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: DVD


島田克巳(川口浩)はU大学の4年で、父(宮口精二)は銀行の支店長代理。
ある日、友人の伊藤と銀行へ行き、ダンスパーティーの資金3万円を父から強引に引き出す。
ダンスパーティーの当日、克巳はパーティ荒しに来たJ大生の竹島(川崎敬三)らと大乱闘を演じる。六大学リーグ戦でU大が優勝した夜、克巳と伊藤は、女子学生の青地顕子(若尾文子)とその友人を飲みに誘う。
克巳はビールに催眠薬を混ぜて、顕子と友人を伊藤のアパートに連れ込む。
そして、顕子を犯してしまう……。

石原慎太郎氏の小説の映画化。
石原氏は当時、慶応大学の学生だった弟の裕次郎氏に取材して、小説を書いていたそうなので、U大学は慶応、J大学は早稲田だろう。
『太陽の季節』と同じく、太陽族の無軌道な青春を描く。
デビュー直後で、まん丸顔の若尾文子さんが可愛らしかった。

今日は西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校でワークショップをしてきました。
今年3回目で、3年生の1回目。
助手は大滝真実。
メニューは、リズム練習、発声練習、二人組朗読、台本練習。
さすがに3年生だけあって、どのメニューも上手でした。
今年秋のスペシャル公演は、この3年生が中心になる。
演目は、生徒たちに合ったものを選んでほしい、と言われています。
ちなみに、
2012年は『ヒトミ』。
2013年は『アローン・アゲイン』。
2014年は『広くてすてきな宇宙じゃないか』。
2015年は『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』。
2016年は『サンタクロースが歌ってくれた』。
ワークショップをしながら、何にしようか、いろいろ考えました。
が、今日は答えが出なかった。
ワークショップは6月・7月もあるので、じっくり考えようと思います。

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素敵なサプライズ [映画]

5月20日(金)
マイケ・ファン・ディム監督『素敵なサプライズ』(2015年)WOWOWで鑑賞。

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


オランダ。
ヤーコブ(イェルン・ファン・コーニンスブルッヘ)は大富豪の貴族の一人息子。
母が亡くなって、生きる気力をなくし、自殺を試みるが、失敗の連続。
ある日、自殺を助ける会社の存在を知り、ベルギーへ向かう。
ヤーコブは社長の説明を受けて、「いつ、どこで、どうやって死ぬか分からない、サプライズコース」を選ぶ。
契約後、棺桶を選んでいると、アンネ(ジョルジナ・フェルバーン)という女性と出会う。
彼女も「サプライズコース」を選んだと言う……。

オランダ映画は初めて見たが、とてもよく出来ていて、感心した。
後半、様々なサプライズがあるが、先読みの下手な僕は、いちいちサプライズさせられた。
主人公が住む、巨大な屋敷と庭園が美しい。
まさに掘り出し物。
お薦めです。

今日はキャラメルボックス2017サマープレミア『スロウハイツの神様』の第一回美術会議。
美術プランナーは『時をかける少女』でお世話になった、伊藤保恵さん。
話し合いはあっさりまとまって、次回までに絵を描いてきてくださるそうです。
会議の後、製作総指揮兼音楽監督の加藤昌史に、ダンス曲の候補を聞かせてもらいました。
家に帰って、何度も聞き直し、これに決めました。
というわけで、いよいよ『スロウハイツの神様』が動き始めました。
稽古は6月1日から。
楽しみで仕方ありません。

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しあわせへのまわり道 [映画]

5月19日(金)
イサベル・コイシェ監督『しあわせへのまわり道』(2014年)WOWOWで鑑賞。

しあわせへのまわり道 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: DVD


ニューヨーク。
インド人のダルワーン(ベン・キングスレー)はタクシー運転手で、空き時間に個人で自動車教習をしている。
ある夜、タクシーに夫婦が乗ってくる。
夫が愛人を作り、妻に離婚を切り出し、喧嘩になった様子。
夫が降りて、一人になった妻を、自宅まで送り届ける。
彼女は書評家のウェンディ(パトリシア・クラークソン)で、田舎の農場で働く娘に会いに行くため、自動車の運転免許が必要になる。
ウェンディはダルワーンの教習を受けることにするが……。

ダルワーンはシーク教徒のため、インドで迫害され、イギリスに亡命した。
ベン・キングスレーはインド系イギリス人で、『ガンジー』でアカデミー主演男優賞を獲った名優。
見事な演技で、超堅物のインド人を演じ切った。
90分の小品だが、十分楽しめた。

『素敵なセリフのしゃべり方』第13回
どんなに滑舌を練習しても、すべてのセリフが流暢にしゃべれるようになる保証はありません。
僕は30歳まで俳優をやっていましたが、最後まで苦手な早口言葉がありました。
「この竹立てかけに、竹立てかけたのは、竹立てかけたかったから、竹立てかけただけだ」
これ、言えますか?
僕は「竹たてかけ」という単語がどうしてもキレイに発音できない。
最後の3文字で舌がもつれてしまうのです。
自分のセリフに、どうしてもキレイに発音できない部分があったら、どうするか?
答えは、ゆっくり言うことです。
言えても言えなくても、早口でサラッと言ってごまかす、という方法はお薦めしません。
だって、突っかかっちゃったら、どうします?
ただし、言いにくい部分だけ、いきなりゆっくり言ったら、変です。
目立ちます。
だから、逆に、言いにくい部分を強調するのです。
そうすれば、ゆっくり言うことが不自然になりません。
「今のを聞いたかい? 芥川、太郎、黒蜥蜴。僕の映画の登場人物が、3人も外に飛び出したんだ」
僕には「黒蜥蜴」がキレイに発音できなかった。
だから、「黒蜥蜴」を強調しました。
でも、言いにくい言葉をゆっくり言うことって、日常生活でもよくあることですよね。

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栄光のル・マン [映画]

5月18日(木)
リー・H・カッツィン監督『栄光のル・マン』(1971年)WOWOWで鑑賞。

栄光のル・マン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD


フランス、ル・マン。
アメリカのレーサーで、ポルシェ・チームに所属する、マイク・デラニー(スティーヴ・マックィーン)は、ル・マン24時間耐久レースに出場する。
マイクはベルギー・グランプリで事故により負傷。
相手のピエロ・ベルジェッティは死んだ。
前夜祭のパーティーで、マイクはピエロの妻モニク(エルガ・アンデルセン)と再会する。
モニクは、フェラーリ・チームのレーサー、クロード・オーラック(リュック・メレンダ)と一緒だった。
翌日午後4時、レースがスタート。
マイクのNo.20は2位に躍り出た……。

レーサーたちの人間ドラマよりも、レースそのものをしっかり見せようという映画。
おかげで、ル・マン24時間耐久レースの表も裏もよくわかった。
最高時速は350キロ近く。
夜、雨が降り出す。
事故のシーンは震えるほど恐ろしい。
スティーブ・マックィーンは身分を隠してレースに出場するほど、レース好きだったらしい。
主役のわりにセリフも出番も少ないが、淡々と演じている。
それが逆にカッコいい。

『素敵なセリフのしゃべり方』第11回
キャラメルボックスの公演で、お客さんが書いたアンケートを読んでいると、登場人物の名前を間違えているものによく出会います。
たとえば、「若杉」を「高杉」と間違えるとか。
たぶん、その人には「高杉」と聞こえたのでしょう。
そして、一度、「高杉」だと思ってしまうと、その後、俳優が何度「若杉」と口にしても、「高杉」と聞き取ってしまうのでしょう。
普通名詞は、よく聞き取れなくても、前後の意味から、推理することができます。
「彼女は一年前にシジツをした」
たとえ俳優の滑舌が悪くて、「シジツ」と言ったとしても、お客さんは「史実」だとは思わずに、「手術」と推理してくれます。
が、固有名詞はそれができない。
地名はまだしも、人名は不可能です。
あと、学校名や会社名も。
固有名詞はぜひとも丁寧に発音しましょう。

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サウスポー [映画]

5月17日(水)
アントワン・フークワ監督『サウスポー』(2015年)WOWOWで鑑賞。

サウスポー Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray


アメリカ。
ビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は、ボクシングライトヘビー級の世界チャンピオン。
妻(レイチェル・マクアダムス)、娘と豪邸で暮らしている。
4度目の防衛に成功した直後、妻を事故で失い、すべてが狂い始める。
アルコールとドラッグに浸り、5度目の防衛に失敗し、家も財産もなくす。
さらに、娘と暮らすことも禁じられ、ついに一から出直そうと決心。
トレーナーのティック(フォレスト・ウィテカー)のジムを訪れ、再起を手伝ってほしいと頼む……。

栄光、転落、再起と、まるで『ロッキー2』のような物語。
ジェイク・ギレンホールはよく頑張ったと思うし、それなりの感動もあるが、あまりに使い古された物語であることも事実。
なぜ今更、との思いが拭いきれない。

『素敵なセリフのしゃべり方』第9回
日本語の標準語は、江戸山の手言葉がベースになっています。
なので、関西より西の出身の俳優には、マスターしなければいけない発音がある。
その一つ目は、母音の無声化です。
たとえば、「帰ってきた」の「き」。
ローマ字で書けば「kaettekita」ですが、この「i」の音を無声化しなければならない。
音として出してはいけないのです。
母音の無声化のルールは以下の二つ。
①「k」「s」「t」「h」「p」の間に挟まれた「i」「u」は無声化すること。
②語尾にあり、アクセントがついていない「i」「u」は無声化すること。
例を挙げれば、
北「kita」の「i」。
喫茶店「kissaten」の「i」。
学生「gakusei」の「u」。
息子「musuko」の2つ目の「u」。
深い「fukai」の「u」。
です「desu」の「u」。
あります「arimasu」の「u」。
キャラメルボックスにも関西より西の出身の俳優が何人かいるのですが、みんな、この発音のマスターには苦労しています。
普段から気をつけていくしかないと思います。
二つ目は次回。

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愛の嵐 [映画]

5月16日(火)
リリアーナ・カヴァーニ監督『愛の嵐』(1973年)WOWOWで鑑賞。

愛の嵐 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • メディア: DVD


1957年、ウィーン。
マックス(ダーク・ボガード)は、オペル・ホテルという二流のホテルのフロント係。
ある日、客として、指揮者アザートン(マリノ・マッセ)と、その妻ルチア(シャーロット・ランプリング)がやってくる。
20年前、マックスはナチスの親衛隊員で、収容所に勤めていた。
そこへやってきたユダヤ人の少女が、ルチアだった。
マックスはルチアの美貌に惹かれ、性の愛玩物にした……。

35年前に見たが、すっかり忘れてしまったので、もう一度見てみた。
シャーロット・ランプリングは物凄く美しいが、話におもしろみはない。
二人の間に「愛」があったとも思えなかった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第7回。
日本語の音の多くは、アイウエオの5つの母音を除くと、子音+母音でできています。
試しに「カ」という音を発してみてください。
「カ」は「k+a」ですが、「k」は一瞬だけで、メインは「a」だとわかるはず。
音を明確にしたかったら、母音を明確にすることが大切なのです。
劇団四季はこの点を重視し、「母音法」という練習をしています。
「アイウエオ・イウエオア・ウエオアイ・エオアイウ・オアイウエ」をア行からパ行まで、繰り返し練習する。
セリフをすべて母音のみにして練習する。
(たとえば,「おはよう」を「オアオオ」に、「さようなら」を「アオオアア」に)
おかげで、劇団四季の俳優はみんな滑舌がいい。
さすがに、「一音落とす者は去れ」をモットーとするだけのことはあります。
音を粒立てる第一のコツは、母音を明確にすること。
これは非常に有効です。

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夏の嵐 [映画]

5月15日(月)
ルキノ・ヴィスコンティ監督『夏の嵐』(1954年)WOWOWで鑑賞。

夏の嵐 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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1866年、イタリア、ヴェニス。
フェニーチェ劇場でオペラ『吟遊詩人』の上演中、客席で激しい口論が起こる。
オーストリア占領軍の将校フランツ・マラー(ファリー・グレンジャー)中尉と、反占領軍運動の指導者ロベルト・ウッソーニ(マッシモ・ジロッティ)侯爵の二人。
ロベルトはフランツに決闘を挑む。
リヴィア・セルピエーリ(アリダ・ヴァリ)伯爵夫人は従兄のロベルトを助けるため、フランツに近づく。
しかし、ロベルトはオーストリア軍に逮捕され、一年の流刑に処せられてしまう。
ところが、リヴィアはフランツに恋してしまう……。

オーソドックスなメロドラマだが、さすがに古い。
フランツが見るからに軽薄で、リディアがなぜ彼に夢中になるのか、わからない。
アリダ・ヴァリは初めて見たが、評判通りの美しさだった。

今日は10時からキャラメルボックス俳優教室の授業。
細かな雨が降っていたのに、みんな2キロ走ったようです。
無理しないように、と言っておきました。
今日のエチュードは、4月の初めにやった、インタビューの復習。
四月の初めはみんなコチコチで、テンションが低くて、声も小さなかったのですが、40日の間に大きく成長して、おもしろくできるようになりました。
でも、台本はまだまだだな。
頑張れ、15期生!

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28日後… [映画]

5月12日(金)
ダニー・ボイル監督『28日後…』(2002年)WOWOWで鑑賞。

28日後... 特別編 [DVD]

28日後... 特別編 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


ロンドン。
動物愛護活動家たちが医療科学研究所を襲撃し、チンパンジーたちを救出する。
しかし、チンパンジーたちは、宿主を狂暴化するウィルスに感染していた……。
28日後、事故で昏睡状態に陥っていたジム(キリアン・マーフィー)が病院で目覚める。
病院は無人だった。
街も無人だった。
どうやらイギリス国民は国外に脱出したらしい。
教会で、ジムはウィルスに感染して凶暴になった人々に襲われる。
それを助けたのは、セリーナ(ナオミ・ハリス)とマーク(ノア・ハントレー)だった……。

ウィルス感染者は死んでないが、なぜかこの映画はゾンビ映画の一種と言われている。
で、このゾンビたちは物凄いスピードで走るのだ。
その恐ろしさは計り知れない。
大泉洋さん主演の映画『アイ・アム・ヒーロー』(の原作)は、この映画を参考したのだろう。
ストーリーかそっくりで驚いた。

山形県東根市に来ています。
明日・明後日の2日間、この東根市で、山形県高等学校演劇生徒講習会が開かれるのです。
僕は去年に引き続き、講師として参加。
20人前後の高校生たちと丸二日かけて、15分の芝居を作ります。
去年は、宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』をやりました。
今年は僕の脚本『不思議なクリスマスのつくりかた』の一部をやろうと思っています。
明日は0945から開会式。
頑張るぞ!

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ソロモンの偽証(後篇) [映画]

5月10日(水)
成島出監督『ソロモンの偽証(後篇)』(2015年)レンタルDVDで鑑賞。

ソロモンの偽証 後篇・裁判 [DVD]

ソロモンの偽証 後篇・裁判 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


1991年8月15日、江東区立城東第三中学で、学校内裁判が始まる。
大出俊次(清水尋也)は、柏木卓也(望月歩)を校舎の屋上から突き落としたのか?
検事の藤野涼子(藤野涼子)は、弁護人の神原和彦(板垣瑞生)に疑いを持ち始める。
そして、最終日の5日目、神原を証人に指名し、尋問を開始する……。

原作を尊重しようという姿勢は買うが、映画としては残念なものになってしまった。
最大の問題は四つ。
〇事件の真相に、意外性も感動もない。原作はそれでも十分におもしろかったが、4時間に圧縮した映画ではどうしても物足りなさを感じてしまう。
〇原作の中学生たちは大人顔負けの意志の強さと知性の高さを持っていたが、映画の中学生たちは普通になってしまった。現実感を重視したのだろうが、これでは裁判がごっこ遊びに見えてしまう。中学生役の俳優たちの演技の拙さがそれに拍車をかけた。
〇ラストを感動的にするため、余計なセリフ、シーンを付け加えた。特に、三宅樹里が浅井松子の両親に謝るシーンはいただけない。また、藤野涼子ら5人が校門で別れるシーンも。中学生が2人も死んでいるのに、ハッピーエンドふうにするのはまずいだろう。
〇大人の俳優への配慮だろうが、見せ場を作るため、余計なシーンを付け加えた。後篇の2時間20分を越える長さは、これが原因。
とは言え、原作へのリスペクトと、大人の俳優たちの演技はすばらしい。
特に、松重豊の北尾先生は、原作より魅力的だった。

『素敵なセリフのしゃべり方』第1回
中学の英語の授業で、日本語は高低アクセント、英語は強弱アクセント、と習ったと思います。
が、これは単語レベルでの話です。
セリフをしゃべる時、そこに音の高低、いわゆる「言い回し」「セリフ回し」をつけてはいけません。
基本的に平板に。
つまり、棒読みが望ましい。
普段の会話を観察すれば、99パーセントは棒読みだと気づくはずです。
ただし、一つの文につき1~2の文節を強調した方が、セリフにメリハリがつき、聞き手に意味や気持ちが伝えやすい。
日本語をしゃべる時は、単語は高低アクセント、文は強弱アクセント、これが鉄則です。
(今日からコラムを連載します。僕のような者がセリフのしゃべり方を解説するなんて、おこがましい気もしますが、演出家として30年以上やってきて、気づいたことを書きます。俳優に限らず、人前でセリフをしゃべる人に参考にしていただけたら幸いです)

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