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不思議の国のアリバイ [本]

10月17日(火)
芦辺拓『不思議の国のアリバイ』(光文社文庫)読了。

不思議の国のアリバイ (光文社文庫)

不思議の国のアリバイ (光文社文庫)

  • 作者: 芦辺 拓
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2003/07/10
  • メディア: 文庫


大阪。
遠野聖磁はフリライター&エディター。
ひょんなことから、特撮映画『大怪獣ザラス・復活編』の監督を引き受けることになった。
が、大物監督・青蓮院文彦から、監督をやりたいとの横やりが入る。
それは、業界ゴロの熱川一朗の差し金だった。
ところが、その熱川が他殺死体で発見される。
警察は遠野を任意同行して、執拗な取り調べを開始。
遠野を監督に抜擢したプロデューサー・光岡潤子は、弁護士・森江春策に弁護を依頼した……。

芦辺拓氏の本はこれが12冊目。
おかしなタイトルだと思ったら、『不思議な国のアリス』のもじりだった。
本格的なアリバイもので、死体は福岡県で発見され、犯行当時、容疑者は東京にいた。
まるで松本清張の『点と線』のような不可能状況。
しかし、森江春策は鮮やかに謎を解く。
舞台が映画の世界なので、撮影現場の状況が描かれるのもおもしろい。

文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の稽古18日目。
しりとり稽古を6・7場から始め、11・12場、12場とラストまで到達。
さらに、カーテンコールまで練習。
その後、前半の1~6場を通しました。
「おばあちゃん」役の、劇団桟敷童子の鈴木めぐみさんの芝居が一段大きくなって、目立っていました。
上演時間は40分。
後半の方が長いので、トータルで90分ぐらいになるのではないかと思います。
短めの芝居ですが、歌ありダンスありパフォーマンスありアクションありの賑やかな芝居。
見る人にはきっと頼んでもらえると思います。
作るのは大変だけど。
お楽しみに!

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高校演劇Selection'98 [本]

10月17日(火)
佐々俊之他編『高校演劇Selection'98』(晩成書房)読了。

高校演劇Selection〈’98〉

高校演劇Selection〈’98〉

  • 作者: 佐々 俊之
  • 出版社/メーカー: 晩成書房
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本


1997年度高校演劇コンクール全国大会で上演された脚本8編。

僕はこの年、全国大会の審査員をつとめた。
会場は奈良県橿原市だった。
優勝は、東海ブロック代表の愛知県の一宮高校の『男でしょっ!』。
準優勝は、南関東ブロック代表の拓大一高の『千里だって走っちゃう!』。
20年ぶりに読み直しても、やはりおもしろかった。
関西ブロック代表の神戸高校の『破稿 銀河鉄道の夜』もすばらしい。
この年、審査員ができて、本当によかったと思う。

高校演劇コンクールの審査員は、全国大会を1回、南関東大会を1回、東北地区を1回、福島県大会を1回やりました。
が、最近は全くお呼びがかかりません。
非常に寂しい。
呼んでもらえれば、他に予定が入っていない限り、お引き受けするのに。
高校演劇関係の皆様、ご連絡をお待ちしています。
キャラメルボックス2017グリーティングシアター『光の帝国』、今日は5カ所目の阪南市。
阪南市立文化センターサラダホールで、1900に開演です。
阪南市にお住まいの皆さん、また近隣にお住まいの皆さん、ぜひぜひサラダホールに足をお運びください
お待ちしています。

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東京どこに住む? [本]

10月16日(月)
速水健朗『東京どこに住む?』(朝日新書)読了。

東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)

東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)

  • 作者: 速水健朗
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/05/13
  • メディア: 新書


フリーライターの速水健朗が、東京都内の「住」の変化を解説する。

戦後、都内の「住」の人気はずっと西高東低だった。
が、2015年度の調査によれば、23区別で人口増加率が高かったベスト5は、
1 千代田区
2 中央区
3 港区
4 墨田区
5 文京区
西が一つもないのだ。
西高東低の時代は既に終わっていた。
が、東高西低になったというわけではない。
東部でなく、中央東部が高くなったのだ。
人形町や八丁堀の人気が高まっているらしい。
戦後、都民はマイホームを求め、1~2時間の通勤時間を覚悟して、西に向かった。
が、今の都民は、職場と住居が近接していることを求めている。
時代は変わったのだ。
ためになる本。
お薦めです。

今日は10時より、キャラメルボックス俳優教室卒業公演『クローズ・ユア・アイズ』の稽古。
7・8場の立ち稽古をしました。
ダメ出しすると、すぐに修正してくれるので、進みが速い。
みんな成長したなあと思いました。
14時より、文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の稽古17日目。
まずは衣裳合わせ。
スタイリストの山田いずみさんが素敵な衣裳の数々を揃えてくれて、全部一発オーケイ。
なんと15分で終了してしまいました。
河内美里さん演じる「レミ」が可愛い!
幸田尚子さん演じる「シラキ」がカッコいい!
山崎彬くん演じる「タカダさん」がイカス!
衣裳もこの芝居の見どころの一つになりました。
その後はおなじみ、しりとり稽古。
1場、1・2場、2・3場というふうにしりとり形式で復習をしました。
今日は5・6場まで進んだところで、終了。
細かい部分を手直しして、芝居ばぐんぐん良くなっている。
いよいよ稽古最終週。
フルスロットルで頑張りますよ!

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夏、19歳の肖像 [本]

10月15日(日)
島田荘司『夏、19歳の肖像』(文春文庫)読了。

新装版 夏、19歳の肖像 (文春文庫)

新装版 夏、19歳の肖像 (文春文庫)

  • 作者: 島田 荘司
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 文庫


1970年夏。
「私」は19歳で、大学2年。
バイク事故で重傷を負い、目覚めた時には病院にいた。
病室は5階で、窓から見下ろすと、隣の家がよく見えた。
ある日、その家に若い女性が住んでいることに気づく。
「私」は友人に双眼鏡を借りて、その女性の顔を見た。
それは信じられないほど美しい顔だった。
「私」は彼女に恋したことに気づく……。

1984年に刊行され、88年に文庫化された小説を、2005年に加筆訂正したもの。
青春ミステリというより、まさに青春小説。
つまり、島田荘司氏の代表作『異邦の騎士』と同系統の作品で、やっぱり胸に沁みた。
お薦めです。

今日は13時から、西葛西の東京フィルムセンター映画・俳優専門学校スペシャル公演の稽古に行ってきました。
4場のパフォーマンスを作り、8・9場の動き付けをしました。
パフォーマンス、今日は半分作る予定だったのですが、とんとん拍子に進んで、全部できてしまいました。
これは、生徒のみんなの振り覚えがよかったため。
やっぱり、東京FCの生徒はレベルが高いです。
まあ、今日はあくまでも振りを覚えただけで、その振りを消化して、自然に、おもしろく演じるには、たくさんの反復練習が必要ですが。
生徒のみんなの努力に期待します。

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アルプスの少女ハイジの世界 [本]

10月15日(日)
ちばかおり『アルプスの少女ハイジの世界』(求龍堂)読了。

アルプスの少女ハイジの世界

アルプスの少女ハイジの世界

  • 作者: ちば かおり
  • 出版社/メーカー: 求龍堂
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 大型本


作家・アニメーション研究家のちばかおりが、テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』を解説する。

『アルプスの少女ハイジ』は、1974年の1年間、52回にわたって放送された。
枠は『カルピスまんが劇場』。
プロデューサーは高橋茂人、監督は高畑勲、場面設定・画面構成は宮崎駿、キャラクターデザイン・作画監督は小田部羊一。
アニメ史上海外ロケハンが行われ、高畑氏らはスイスのマイエンフェルトとスランクフルトへ行った。
完璧主義者・高畑氏のおかげで、製作は困難を極めた。
スタッフは皆、スタジオに泊まり込み、家に帰れるのは週に一度。
しかし、43年経った今でも、『アルプスの少女ハイジ』は世界中で愛され続け、スタッフたちは作品への愛情と、参加できたことへの誇りを抱き続けている。
製作裏話もおもしろかった。
お薦めです。

『アルプスの少女ハイジ』の放送時、僕は12歳から13歳になるところ。
テレビアニメはほとんどすべて見ていました。
が、この作品はあまり好みでなかったのでしょう、飛び飛びでしか見てなかった。
全部を通して見たのは、大人になってから。
キャラメルボックスの元劇団員の上川隆也に「絶対に見た方がいいです」と強く薦められたのです。
あまりの質の高さに驚愕しました。
上川には『未来少年コナン』も薦められました。
もちろん、こっちも驚愕。
今は『コナン』はビデオ、『ハイジ』はDVDを全巻持っています。
日本のテレビアニメを代表する、二大作品だと思います。
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西村雅彦の俳優入門 [本]

10月14日(土)
西村雅彦『西村雅彦の俳優入門』(飛鳥新社)読了。

西村雅彦の俳優入門――1カ月で効果が出るセリフのメソッド

西村雅彦の俳優入門――1カ月で効果が出るセリフのメソッド

  • 作者: 西村雅彦
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2016/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


俳優・西村雅彦が、普段行っているワークショップの中身を紹介することを通して、演技の基本を解説する。

西村雅彦氏が、アマチュアを対象としたワークショップを行っていること、全く知らなかった。
10~12回で芝居を作り、本番までやってしまうらしい。
西村氏は「伝える」ことが一番大事だと繰り返し語る。
僕も普段から「セリフをかけろ」「相手のセリフを受けろ」と繰り返しているので、全面的に賛成。
初心者にはきっと役に立つ本だと思う。

13時より文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の稽古16日目。
大内厚雄の主導で、12場の歌の振付と、10場のカーチェイスの振付をしました。
僕は17時に早退して、座・高円寺へ行き、日本劇作家協会主催「月いちリーディング」に出席してきました。
今日の脚本は、the pillow talkのむつみあきさんの『グランメゾン・アカシア』。
むつみさんは28歳、早稲田大学の演劇倶楽部の出身。
最初にプロの俳優たちがリーディングをするのですが、何度も笑いが起きてきました。
上演時間は80分。
その後、司会・ゲスト・出演者・観客がディスカッション。
僕もいろいろ意見を述べさせてもらいました。
むつみさんは4年前にデビューしてから、既に20本の脚本を書いたそうです。
凄い!
とにかくセリフのセンスがいいので、これからも書き続けて、成長してほしいです。

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13日の金曜日 [映画]

10月14日(土)
ショーン・S・カニンガム監督『13日の金曜日』(1980年)WOWOWで鑑賞。

13日の金曜日 [Blu-ray]

13日の金曜日 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray


6月13日金曜日、ニュージャージー州ブレアーズタウン近くのクリスタル・レイク。
閉鎖されていたキャンプ場を、持ち主のスティーブ(ピーター・ブロウワー)が再開することにした。
アルバイトの若者たちが集まってくる。
アリス(エイドリアン・キング)、ビル(ハリー・クロスビー)、ブレンダ(ローリー・バートラム)、マーシー(ジャニーヌ・テイラー)、ジャック(ケビン・ベーコン)、ネッド(マーク・ネルソン)。
料理番のアニー(ロビー・モーガン)は少し遅れて、キャンプ場に向かう。
しかし、到着直前で、何者かに襲われ、林の中で惨殺される。
そして、他の若者たちも次々と……。

今更という感じだが、ホラーが苦手なので、今まで見てなかった。
今見ると、怖くもないし、残虐でもない。
あ、ケビン・ベーコンだ、まだ若いな、と思ったら、あっさり殺されてビックリ。
この手の映画はそれまでなかったので、新鮮だったのだろう。
クリスタル・レイクの美しさはすばらしかった。

今日は『ケンジ先生』の稽古の後、日本劇作家協会のイベント「月いちリーディング」に参加してきます。
これは、若い劇作家の脚本をプロの俳優たちが読んで、その後、司会・ゲスト・出演者・観客でディスカッションするイベント。
僕が参加するのは、今回が3回目。
18時から、座・高円寺、地下3階稽古場にて。
ご来場をお待ちしています。

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中野京子と読み解く名画の謎 対決篇 [本]

10月13日(金)
中野京子『中野京子と読み解く名画の謎 対決篇』(文藝春秋)読了。

中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇

中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇

  • 作者: 中野 京子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/07/27
  • メディア: 単行本


作家・ドイツ文学者の中野京子が、古今東西の名画を「対決」というテーマで2作ずつ紹介していく。

『中野京子が読み解く名画の謎」シリーズの第四弾。
僕が読むのは、第二弾『旧約・新約聖書篇』に続いて、2作目。
要するに西洋名画のウンチク本なのだが、中野京子氏は知識が豊富で、文章も達者なため、楽しく読むことができた。
お薦めです。

12時より、キャラメルボックス俳優教室2017年度卒業公演『クローズ・ユア・アイズ』の美術会議。
美術の稲田美智子さん、音響の早川毅さん、共同演出の白坂恵都子と、じっくり話し合いをしました。
去年の春、旋風計画(アネモイプログラム)で『クローズ・ユア・アイズ』を上演したのも、中野ザ・ポケット。
しかし、今度は大分違う美術になりそうです。
15時より、文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の稽古15日目。
10・11・12場の動き付け。
これでついにラストまで動きが決まりました。
やったー!
しかし、まだ10場のカーチェイスが積み残し。
これは明日、ステージング担当の大内厚雄が付ける予定です。
どんなものになるか、楽しみ楽しみ。

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北村想の劇襲 [本]

10月13日(金)
北村想『北村想の劇襲』(而立書房)読了。

北村想の劇襲

北村想の劇襲

  • 作者: 北村想
  • 出版社/メーカー: 而立書房
  • 発売日: 1982/02/25
  • メディア: 単行本


劇作家・北村想の戯曲集。
『寿歌』『寿歌・Ⅱ』『火の日じけん』の3編を収録。

この本の初版は1982年で、僕が読んだのは1984年の第三刷。
70年代から80年代にかけて、小劇場で最も活躍した劇作家は、この北村想氏だと思う。
北村氏は自分の劇団(TPO師団、彗星86’、プロジェクト・ナビ)だけでなく、よそにもたくさんの脚本を書いていた。
僕もたくさん見た。
北村氏が最初に評価されたのは、加藤健一事務所による『寿歌』の上演だった。
『寿歌』は様々な劇団に上演された。
あの頃を代表する名作だと思う。

昨日は文化庁+日本劇団協議会『ケンジ先生』の稽古14日目。
歌の練習の2回目で、歌唱指導のいしいさんと、ミュージシャンの小峰公子さんが来てくださいました。
小峰さんは、『ケンジ先生』の劇中歌を作曲した吉良知彦さんの奥さん。
吉良さんが昨年亡くなったため、かわりに指導に来てくださったのです。
2回の練習で、役者たちの歌は大きく進歩しました。
もちろん、本番初日までさらに自主練をして、よくしていきたいと思います。

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コロニア [映画]

10月12日(木)
フロリアン・ガレンベルガー監督『コロニア』(2016年)WOWOWで鑑賞。

コロニア [DVD]

コロニア [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


1973年9月11日。
ドイツのキャビンアテンダント・レナ(エマ・ワトソン)は、フライトでチリのサンチャゴに到着。
そこで反体制活動しているジャーナリストの恋人・ダニエル(ダニエル・ブリュール)と再会する。
2日後、軍部によるクーデターが発生し、ダニエルが連行されてしまう。
レナは、ダニエルが「コロニア・ディグニダ」に送られたことをつきとめる。
そこは「教皇」ことパウル・シェーファー(ミカエル・ニクビスト)が支配する宗教団体で、その敷地に一歩入ったら、二度と出られないと言われていた。
が、レナはダニエルを救出するため、「コロニア」に潜入する……。

事実に基づいた映画。
パウル・シェーファーは元ナチス党員で、コロニア内では40人以上が虐殺されていた。
いくら恋人を救うためとは言え、そんな所へ一人で飛び込むとは、凄い女性。
その女性をエマ・ワトソンがドイツ語で熱演。
しかし、結果は大コケだったらしい。
しかし、映画自体はそれほど悪い出来ではないと思う。

BOOWHOWOOL『ぐりっぐるっぐらっ』、昨日、高2の息子が、今日、妻が見てきました。
二人とも絶賛していました。
脚本も演出も演技も、すべてがすばらしかったそうです。
『ぐりっぐるっぐらっ』は10月15日まで、新宿二丁目のスぺース梟門で上演中です。

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