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運命じゃない人 [映画]

7月24日(月)
内田けんじ監督『運命じゃない人』(2004年)BSで鑑賞。

運命じゃない人 [DVD]

運命じゃない人 [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
  • メディア: DVD


桑田真紀(霧島れいか)は恋人に婚約を破棄され、家を飛び出す。
婚約指輪を質屋に持っていったが、3500円にしかならなかった。
一人で入ったレストランで、ある男に話しかけられる。
サラリーマンの宮田武(中村靖日)が独り暮らしのマンションに帰ってくる。
恋人のあゆみ(板谷由夏)と暮らすためにマンションを買ったのに、突然、振られてしまった。
そこへ、親友の私立探偵・神田(山中聡)から電話がかかってくる。
あゆみのことで大事な話があると言われ、慌ててマンションを飛び出す……。

二度目の鑑賞。
内田けんじ監督の出世作だが、二度目でもやっぱりおもしろい。
主要な登場人物はわずか5人。
映画は3つの章に分かれ、それぞれの章が別の人物の視点で描かれていく。
ところが意外なことに、第二章は第一章より前の時点から話が始まる。
そして、第一章のあの時、あの人物は〇〇の中にいた、という事実が判明する。
さらに、第三章は第二章の前からスタート。
同じような新事実が次々と明らかになる。
というふうに、次から次へとサプライズがあって、こんな複雑な脚本、よく書けたものだと呆れるばかり。
明らかに低予算で、有名な俳優も出ていないが、まぎれもない傑作。
内田監督はこの映画で俄然、注目を集め、『アフタースクール』『鍵泥棒のメソッド』と、次々と傑作を撮っていく。
見てない人は絶対に見るべき。
お薦めです。

『素敵なセリフのしゃべり方』第42回
2センテンス以上のセリフを単調にしないためのもう一つの方法は、強弱をつけること。
「返せとはなんですか。まるで、わたしが泥棒でもしたみたいじゃないですか」
このセリフに強弱をつけるとしたら、
「返せ」「なん」「泥棒」「したみたい」が強。
それ以外が弱。
高低をつけるとセリフにメロディーがついてしまい、「言い回し」「節回し」みたいになってしまうので、ダメ。
あくまでも、「返せ」「なん」「泥棒」「したみたい」の4箇所を強く言う。
そうすれば、このセリフにメリハリがつきます。
「でも、寄り合いは九時まででしょう? いくらなんでも遅すぎませんか?」
だったら、「九時」「遅すぎ」を強く言う。
それから、「でも」の「で」、「寄り合い」の「よ」、「いくら」の「い」にアクセントをつける。
大切なのは、「強」「強」「強」とか、「弱」「弱」「弱」とか、同じものを続けないこと。
海の波が寄せては返すように、「強」の次は「弱」、「弱」の次は「強」となるのが自然。
人はわざとでない限り、「強」「強」「強」とはしゃべりません。

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