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癌だましい [本]

8月28日(月)
山内令南『癌だましい』(文春文庫)読了。

癌だましい (文春文庫)

癌だましい (文春文庫)

  • 作者: 山内 令南
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/02/07
  • メディア: 文庫


錦田麻美は45歳の独身で、老人ホームに勤めている。
太りすぎで、仕事ぶりも最悪だが、理事長に目をかけられているため、クビにはならない。
ある日、麻美は食道癌のステージⅣと診断される。
徐々に食物が飲み下しにくくなっていく。
しかし、麻美の食欲は全く落ちない。
むしろ、食べることだけが唯一の楽しみになっていく。
やがて、食道は完全に塞がり、飲み下した食物が逆流するようになる……。
上記は『癌だましい』で、他に『癌ふるい』を収録。

山内令南(やまうちれいなん)氏は1958年生まれ。
2011年、『癌だましい』で文学界新人賞を受賞。
2カ月後、『癌ふるい』を脱稿後、食道癌で死去。
山内氏と『癌だましい』の「麻美」は全くの別人だが、食道癌患者としての生活は明らかに実体験に基づいている。
「麻美」の、食べることへの妄執は、もはやホラーのレベル。
凄まじい小説を読んでしまった、と思った。

今日は12時から、キャラメルボックス俳優教室の授業。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の2場の動きつけで、2ページ分やりました。
最後に全組通したのですが、みんななかなかの出来。
4月入学当初により大分うまくなったな、と感心しました。
でも、役作りも感情解釈もまだまだ。
この調子でさらに成長していってほしいです。
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