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終の住処 [本]

8月2日(木)
磯崎謙一郎『終の住処』(新潮社)読了。

終の住処 (新潮文庫)

終の住処 (新潮文庫)

  • 作者: 磯崎 憲一郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/08/27
  • メディア: 文庫


彼と妻はともに30歳をすぎてから結婚した。
新婚旅行で、妻は終始、不機嫌だった。
妻はふいに、「別れようと思えば、私たちはいつだって別れられるのよ」と言ったりした。
彼は妻に対して、常に不安を感じるようになった。
彼は製薬会社に勤めていた。
妻に隠れて、会社の後輩と付き合い始めた……。

第141回芥川賞受賞作。
固有名詞が一切出てこない。
30過ぎの男の結婚、浮気、仕事が淡々と描かれていく。
大きな事件も特に起きないが、男が常に不安であることが、感情移入を容易にしている。
不安はけっして解消されないが、男は運命を淡々と受け入れていく。
そうするしかないから。
同時収録の『ペナント』はさらに抽象的。

GEOで『おおきく振りかぶって/夏の大会編』のアニメ版を借りてきて、第一話・第二話を見ました。
原作のコミックを丁寧にアニメ化していて、非常に好感を持ちました。
そう言えば、監督の水島努さんは、先日見た『ガールズ&パンツァー』の監督さんなんですね。
あちらの原作は知りませんが、戦車の描写が非常にリアルで、感動しました。
奇をてらわず、じっくり描くことのできる人だと思いました。
『おおきく振りかぶって/夏の大会編』は今日から立ち稽古。
アニメを参考にして、じっくり作っていこうと思います。

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