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ハルモニア [本]

11月30日(金)
篠田節子『ハルモニア』(文春文庫)読了。

ハルモニア (文春文庫)

ハルモニア (文春文庫)

  • 作者: 篠田 節子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫


長野県、富士見高原。
東野秀行(とうのひでゆき)はチェリスト。
富士見高原にある、精神障害者のための社会復帰施設「泉の里」で、臨床心理士が行う音楽療法の補助員をしている。
ある日、心理士の深谷規子に「あなたの手で、天才を育ててみない?」と言われる。
深谷が担当する女性が超感覚的知覚保持者で、彼女にチェロを教えてほしいと言う。
彼女の名前は浅羽由希という名前だった……。

篠田節子氏の本はこれが17冊目。
由希は音楽の天才だが、強い自閉傾向があり、他人とコミニュケーションが取れない。
東野は言葉を使わずに、由希にチェロを教えていく。
由希は東野に無視・反発をしながら、ぐんぐん成長していく。
そして、わずか2年で東野を越える。
音楽に関する該博な知識と壮絶な人間ドラマの両立。
これを傑作と言わずして、何と言う。
お薦めです。

篠田節子さん、本当に凄い作家です。
『女たちのジハード』(1997)直木賞受賞
『百年の恋』(2000)
『逃避行』
『ゴサインタン』(1996)山本周五郎賞受賞
『ロズウェルなんか知らない』(2005)
『仮想儀礼』(2008)柴田錬三郎賞受賞
『死神』(1996)
『ハルモニア』(1998)
上記の8冊はどれもお薦めです。
どれもあまりにも壮絶な物語で、映画やテレビドラマにはしにくい。
小説でしか表現でなきない物語なのです。
もっと高く評価されるべき作家だと思います。

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