So-net無料ブログ作成

バック・ステージ [本]

7月13日(土)
芦沢央『バック・ステージ』(角川書店)読了。

バック・ステージ

バック・ステージ

  • 作者: 芦沢 央
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/08/31
  • メディア: 単行本


松尾が忘れ物に気付いて会社に戻ると、先輩の康子さんが上司の澤口のデスクを探っていた。
澤口は取引先からバックマージンを受け取っていて、康子さんはその尻尾を掴むため、証拠の品を探していたのだ。
結局、証拠は発見できず、康子さんは松尾に、「明日、付き合え」と言う。
翌日、待ち合わせの場所に行ってみると、女子高生に変装した康子さんがいた。
松尾と康子さんは澤口の娘が通う保育園に向かう……。

この本を読むのは2回目。
タイトル通りのバックステージもので、中野大劇場ホールで行われる、嶋田ソウ演出の公演の周囲で起きた6つの出来事が描かれる。
実はこの本の文庫版の解説を依頼されたため、『悪いものが、来ませんように』『火のないところに煙は』『今だけのあの子』『バック・ステージ』と、芦沢央氏の本を4冊続けて読んでみた。
まだ若いのに非常に巧みな作家で、どの本も感心させられた。
特に『バック・ステージ』では演劇の世界が描かれているため、他の本より楽しむことができた。
嶋田ソウのモデルは蜷川幸雄さん? 野田秀樹さん? 北村想さん?と考えるのもおもしろかった。
文庫が発売されたら、ぜひ買って読んでください。
お薦めです。

nice!(2) 
共通テーマ:演劇

nice! 2