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まほろ駅前番外地 [本]

8月18日(日)
三浦しをん『まほろ駅前番外地』(文藝春秋)読了。

まほろ駅前番外地 (文春文庫)

まほろ駅前番外地 (文春文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/10/10
  • メディア: 文庫


東京都まほろ市。
多田啓介はまほろ駅前で「多田便利軒」という便利屋を営んでいる。
元々は一人でやっていたが、今は居候で、高校時代の同級生の行天(ぎょうてん)春彦が手伝っている。
店には、近所で娼婦をしている二人の女性、ルルとハイシーがよく遊びに来る。
ある日、宮本由香里と名乗る女性が仕事の依頼にやってくる。
彼女は左手の薬指に4,5カラットのダイヤの指輪していた。
中学の同級生の武内小夜と買いに行ったと言う。
ところが、数日後、小夜の左手の薬指に全く同じデザインの、0,75カラットのダイヤの指輪が嵌まっていた。
明日のパーティーに、小夜がその指輪をしてくるのを阻止してほしい……。

三浦しをん氏の直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』の続編。
7つの短編からなる連作短編集で、上記は一つ目の『光る石』。
1つ目・6つ目・7つ目は多田が主人公だが、それ以外の4つは、多田便利軒の周囲の人々が主人公。
様々な視点で、このシリーズをより細かく、より深く描いていく。
とは言え、このシリーズの魅力は、奇妙奇天烈な言動を繰り返す、行天という男。
この本でも魅力全開で、特に五つ目の『由良公は運が悪い』がおもしろかった。
1作目も、この2作目も映画化されていて、「多田」は瑛太、「行天」は松田龍平が演じている。
僕は1作目しか見ていないが、僕の頭の中の「行天」は明らかに松田龍平の顔をしている。
それほど「行天」に合っているということだ。

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